次世代エコカー、効果を高めるのは再生可能エネルギー2009年のソーラーパネルの国内出荷量が前年比約110%増の48万4000kWと、過去最高となった。太陽光発電協会によれば、その9割近くが一般家屋向けとのこと。 購入時の補助金制度が拡充されたことに加え、欧州でソーラーパネル市場が急拡大する原動力となったFIT(フィードインタリフ:ソーラーパネルで発電した電力の余剰分を電力会社が高い単価で買い取る制度)が日本にも導入されたことで、コストバリアが低まったことが大きく寄与したと思われる。 自然界のエネルギーを電力に変換する再生可能エネルギーは、同じく非炭素系エネルギーである原子力エネルギーとともに、日本が化石エネルギーへの依存度を減らしていくうえで非常に重要な技術だ。それなくしては、次世代エコカーとして注目されているPHV(プラグインハイブリッドカー)やEV(電気自動車)も、その効果が半減してし