ブックマーク / nazology.kusuguru.co.jp (12)

  • ラットをひたすらくすぐる過酷な研究で「笑いと遊び心の中枢」を発見 - ナゾロジー

    笑いと遊び心は先天的な特質として、我々の脳に元から備わっているようです。 ドイツのベルリン・フンボルト大学(HU Berlin)で行われた研究によって、ラットの脳内に「笑いと遊び心」を制御する脳回路が発見されました。 この脳回路はラットが笑い声をあげながら遊んでいるときに顕著に活性化しており、脳内に刺し込んだ電極から活発な信号が観測されました。 一方、この脳回路を破壊したところ、ラットはくすぐられても笑い声をあげなくなり、遊びに対する興味が失われてしまいました。 研究者たちは「遊び」は怒りや恐怖と同じく、専門の脳回路が存在する能的な行動であり、人間を含む他の動物にも同様の仕組みが存在する可能性があると述べています。 しかし、そもそもなぜ私たち動物たちは、遊ぶように進化したのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年7月28日に『Neuron』にて公開されています。

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    potorisu
    potorisu 2023/08/02
  • ベートーヴェンやモーツァルトも眠るウィーン中央墓地が「ハムスターの楽園」になっていた!? - ナゾロジー

    オーストリアの首都ウィーンにある墓地が”ハムスターの楽園”になっているのをご存知でしょうか。 数年前から話題となっていますが、ウィーン中央墓地は今、絶滅危惧種として知られる「クロハラハムスター(学名:Cricetus cricetus)」の安住の地となっています。 お墓にネズミがうろつくのは何となく想像できますが、ペットとしても人気なハムスターが繁栄しているとは、さすが華やかな街ウィーンといった感じです。 ではハムスターたちはお墓で何をべ、どのように暮らしているのでしょう? Why do wild hamsters thrive in Vienna’s graveyards? https://thekidshouldseethis.com/post/wild-hamsters-vienna-graveyards European hamsters at the Central Cemet

    ベートーヴェンやモーツァルトも眠るウィーン中央墓地が「ハムスターの楽園」になっていた!? - ナゾロジー
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    potorisu 2023/03/21
  • 托卵鳥のヒナは仮親の子供を殺すため「卵の中で筋トレ」していた - ナゾロジー

    ある種のトリは、他のトリの巣に卵を産んで育てさせる「托卵(たくらん)」を行います。 しかも孵化したばかりのヒナは、自分が生き残るため、同じ巣のヒナや卵を担いで巣の外に捨てることさえするのです。 イギリス・ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校生命環境科学部に所属するステファニー・マクレランド氏ら研究チームは、孵化前の托卵鳥のヒナが卵の中で運動し、義兄弟を殺すための力をつけていたと発見しました。 研究の詳細は、10月26日付の科学誌『Proceedings of the Royal Society B』に掲載されています。 Parasitic birds ‘exercise’ in their eggs, hatch … and then pulverize their nestmates https://www.livescience.com/avian-brood-parasite-egg-e

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    potorisu 2023/02/15
  • 失望中枢を活性化させると最強マウスがあっさり最弱マウスに負けてしまう! - ナゾロジー

    映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では強者のビフが気弱なジョージ(主人公の父親)から一度ラッキーパンチをらって敗北しただけで、ジョージの使用人になるまで落ちぶれてしまいます。 こうした描写にもう一度喧嘩すれば勝てるだろ、と考える人もいるでしょうが、なぜビフは再チャレンジすることなく転落してしまったのでしょうか? 中国の浙江大学(せっこうだいがく)はマウスを用いた研究で、このような急激な地位の転落の原因となる脳回路を発見しました。 グループはこの脳回路を光や薬を使って制御すると、群れの最上位マウスを来なら負けるはずがない最下位マウスに強制敗北させて社会的地位を落としたり、逆に抑制することで元の地位に返り咲かせることできたと報告しています。 研究者たちは脳には社会的地位の予想外の喪失にあったときに反応する「失望中枢(disappointment center)※」が存在しており、その活

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    potorisu 2023/02/02
  • ドリルに髪が巻き込まれ眉毛を含む「全頭皮剥離」となった女性の”大規模縫合手術” - ナゾロジー

    痛々しい話です。 デンマークのオーデンセ大学病院(OUH)で、ドリルに髪を巻き込まれ、眉毛を含む頭皮全体を剥きとられた女性に対して、大規模な縫合手術が行われました。 これまでにも機械に髪を挟んでしまい、頭皮の一部が剥かれてしまった事例は存在しますが、眉毛を含む全頭皮の縫合が行われたのは今回がはじめての例となります。 幸いにも経過は順調であり、手術から5カ月後たった時点で再接着された頭皮からは再び髪が生えている様子が確認できました。 また女性によれば「頭皮の感覚も戻って片方の眉毛も動かせるようになってきた」とのこと。 医師たちはいったいどんな方法で「全頭皮剥離」という痛々しい状態を、ここまで回復させることに成功させたのでしょうか? どうやら鍵となったのは1の動脈と2の静脈の計3だけの血管を精密に縫い合わせた点にあったようです。 手術方法の詳細は2023年1月6日に医学雑誌『BMJ Ca

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    potorisu 2023/01/21
  • なぜアインシュタインは相対性理論でノーベル賞を受賞できなかったのか? - ナゾロジー

    20世紀を代表する科学者アインシュタイン。 彼は物理学において重要な成果を数多く発表し、1921年のノーベル物理学賞を受賞しています。 ほとんどの人はこの受賞理由を、相対性理論の発表だと思っているかもしれません。しかし、その受賞の主な理由となったのは「光電効果の法則の発見と光量子仮説」という量子力学における成果でした。 そう、実はアインシュタインは相対性理論ではノーベル物理学賞を受賞していないのです。 光電効果とは、一体どのような現象なのでしょうか。そして、なぜ相対性理論は受賞に至らなかったのでしょうか。その背景には、アインシュタインの成果をめぐる対立がありました。 ※記事は『身の回りにあるノーベル賞がよくわかる しろねこと学ぶ生理学・医学賞、物理学賞、化学賞』(翔泳社)の著者かきもち氏より、書の内容の一部を抜粋・編集して寄稿いただいたものです。 『物理学天才列伝 上 ガリレオ、ニュ

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    potorisu 2022/11/27
  • お湯が冷水よりも早く凍る「ムペンバ効果」は本当なのか?物理学が答えを出せない理由 - ナゾロジー

    お湯が冷たい水よりも先に凍るムペンバ効果の原因は物理学永遠の謎だったしかし謎は解明され温度のむらが原因だと判明する温度にむらがあるとき局所的に高温になった物質は低温の分子状態に素早く移行できるムペンバ効果を現実の熱システムに応用できれば温度革命が起こる お湯は冷たい水よりも先に凍ります。 この直感に反した不思議な現象について、最初に言及したのは2300年前のアリストテレスと言われています。 彼は著書において「お湯を早く冷ますには、まず日なたに置くべきである」と記しています。 しかしアリストテレスは「ウナギは泥から発生する」など現代ではとても科学的とは言えない記述も残しており、「お湯を冷ます前にまず温めろ」との言葉も、賢者の世迷言として長い間、忘れられてきました。 しかし1963年にタンザニアに住む13歳の少年、ムペンバ君は、熱い水のほうが冷たい水よりも早く凍ることを発見し、学校で研究成果を

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    potorisu 2022/08/05
  • ハエを叩くのはなぜこんなに難しいの?世界を捉える速度「フリッカー融合頻度」がヒトと違っていた - ナゾロジー

    素早く動き回り、不快な羽音を撒き散らす不衛生なイメージがある昆虫「ハエ」。 誰しもハエを丸めた雑誌片手に追い回した経験があることでしょう。 そんなとき疑問に思うのが、恐ろしい回避率を誇るハエの俊敏性です。 「なぜ、こんな小さな生物に攻撃が当たらないんだ……」そんな苛立ちを覚えたことも、一度や二度では済まないでしょう。 しかし、それは仕方のないことかもしれません。 なぜなら、人間とハエでは見えている世界の速度が違っていたのです。

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    potorisu 2022/05/29
  • 140世代かけて「マウスを魔改造」 人工進化の長期研究が成果を報告! - ナゾロジー

    世界最長のマウスの人工進化実験からの報告です。 ドイツの家畜生物学研究所(FBN)で行われている長期研究からの報告によれば、140世代を超えるマウスの人為的な淘汰(人工進化)によってうまれた極端な体の特徴を持つ系統の遺伝分析が行われた、とのこと。 50年以上にわたる人工進化によって、超巨大化、超筋肉質化、超多産化、および超スタミナ化したマウス系統が誕生しており、今回の研究では原因遺伝子の特定と研究誌の要約が行われています。 人工的な進化はマウスの体と遺伝子に、いったいどんな変化を与えたのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年2月21日に『BMC Biology』にて公開されています。

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    potorisu 2022/03/16
  • ネコは他の動物とちがって「タダ飯」を好むことが明らかに - ナゾロジー

    ネコ様はわずらわしい作業がお嫌いのようです。 動物の多くは、一般に、ただエサを与えられるよりも、行動の結果としてエサを得られることを好みます。 しかし、米・カリフォルニア大学デービス校(University of California, Davis)の研究によると、ほかの動物と違ってネコだけは、タスクのない「タダ飯」を好むことが明らかになりました。 ネコは「べ物のために働かない」という性質を持っているのかもしれません。 研究は、7月26日付けで学術誌『Animal Cognition』に掲載されています。 Cute Experiment Reveals How Your Cat Probably Wants Its Meals Served https://www.sciencealert.com/cats-prefer-meals-that-require-the-least-amou

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    potorisu 2022/01/15
  • ニホンリスは毒キノコ「ベニテングダケ」を普通に食べられると判明! - ナゾロジー

    毒キノコは、私たち人を含む大半の生き物が手出しできない危険な存在です。 しかしこのほど、長野県の山林において、ニホンリスが、毒キノコとして有名なベニテングタケやテングタケを日頃から常していることが明らかになりました。 今回の報告は、昨年の12月1日付けで学術誌『Frontiers in Ecology and the Environment』に掲載されています。

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    potorisu 2022/01/07
  • 進撃のミミズ!日本産「クレイジーワーム」がアメリカの土壌を"破壊している"と判明 - ナゾロジー

    のミミズは落ち葉の絨毯を壊滅させる黒い落ち葉の層が分解され、2カ月後には全て茶色い土になってしまった / Credit:ニック・ヘンシュエミミズが豊かな土地を作ると言われているのは、彼らのべ物が原因です。 ミミズは落葉樹や枯草が落とす葉を体内で消化して糞として土に排出することで、窒素やリンといった豊かな栄養素を土に供給します。 そのため、日の豊かな森林土壌の維持にとって、ミミズは大切な存在になっています。 しかし、アメリカの落葉樹林では落ち葉の絨毯は、水の過剰な蒸発を防いだり病原菌を遮断するといった、皮膚のような働きをしていました。 また落ち葉の絨毯は、落葉樹自身の種が発芽するにあたって、湿度の維持をはじめ非常に重要です。 にもかかわらず、日のミミズは葉をべる速度が非常に早く、アメリカの落ち葉の絨毯を、あっという間にべつくしてしまうのです。 落ち葉の皮膚の喪失は、土壌の乾燥や

    進撃のミミズ!日本産「クレイジーワーム」がアメリカの土壌を"破壊している"と判明 - ナゾロジー
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    potorisu 2021/05/23
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