新型コロナウイルスをめぐり、東京都内の高齢者施設で感染して亡くなった人が1月下旬以降に急増している。今月5日までの1週間に死亡が確認されたのは38人で全体の3割近くを占め、病院での感染による死者数を超えた。施設でクラスター(感染者集団)などが相次ぎ、感染者が増えたことが原因とみられる。施設で感染しても入院できずにそのまま死亡するケースもあり、感染対策の徹底が課題となっている。 1月下旬以降は施設の伸びが目立つ 東京都が明らかにした資料をもとに、「第3波」が深刻化した昨年12月から今月5日までの死者のデータを毎日新聞が分析した。 確認された死者数は507人で、男女別では男性309人、女性198人だった。月別にみると、12月は138人だったが1月には259人と急増し、2月は5日間だけで110人に達した。年代別では70歳以上が87・6%を占める一方、30代で2人、40代で7人と比較的若い年代の死
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