自民党は国会での野党の質問時間を削減し、与党の質問時間の増加をめざしているそうです。安倍総理の直接の指示だそうです。そして菅官房長官も記者会見において「議席数に応じて質問時間を配分するのは、国民ももっともだと考えると思う」と発言しています。 従来の国会の慣習では、与党と野党で質問時間を2対8の割合で配分することになっています。民主党政権時代に確立した慣習ですが、当時野党だった自民党も賛同して始まった慣習です。 安倍総理は、総選挙で自公が圧倒的な議席数を占めた直後に、その良き慣習を変えようとしています。さっそく安倍政権のおごりが表面に出てきました。安倍総理は選挙前に「謙虚に耳を傾ける」と言っていたと思いますが、もう忘れたのでしょうか。 そもそも官房長官という行政府の人間が、立法府の質問時間の配分にまで口出しするのは越権行為です。菅長官は発言を即座に撤回すべきです。自民党国対も立法府の一員とし