出版に関するpqrsのブックマーク (63)

  • 古本夜話155 財政経済学会と『新聞集成明治編年史』 - 出版・読書メモランダム

    草村北星が龍吟社を興すに伴って様々に試みたのは、編集と製作、流通販売の分社化に加え、流通販売の革新も同様だった。 そのことについて、誠文堂新光社の小川菊松が『出版興亡五十年』の中で、次のように書いている。 『出版興亡五十年』 草村北星が創立した隆文館は、一般の出版業であったが、一方に大隈侯を総裁に仰いで、大日文明協会を組織し、五十巻の翻訳書を刊行して、外交販売で成功し、また隆文館名で発行した「大日美術略史」という、一冊百円の豪華を外交販売に付し、また建築工芸学会を組織して、「建築工芸資料」を定期的に刊行して、これも外交販売の一手であった。同氏は隆文館を引退してから、竜吟社を創立、別に財政経済学会を組織して、共に外交ものばかり出版した。「明治大正財政史」や「明治経済資料」の数十巻ものを始めとし、「新聞集成明治編年史」「日蓮全集」「白隠全集」等々を続々発行し、最後に「ショパン楽譜全集」二

    古本夜話155 財政経済学会と『新聞集成明治編年史』 - 出版・読書メモランダム
  • 出版社と売上高の関係をグラフ化してみる(2011年「出版物販売額の実態」版) - ガベージニュース

    先日【2011年版『出版物販売額の実態』を入手】で報告したように、昨年2010年に【出版物の売り場毎の販売額推移をグラフ化してみる】などで用いた、出版業界のデータを網羅した『出版物販売額の実態』の最新版「2011年版」を入手することができた。そこで【出版物の売り場毎の販売額推移をグラフ化してみる(2011年「出版物販売額の実態」版)】などの例にあるように、逐次「2010年版」で作成したデータの更新と、内容の再検証を行っている。今回は出版社と売上高の関係をグラフ化し精査した記事の更新を行う事にする。なお最新版は昨年版と比べて過去のデータも再精査の上で修正が入っているため、昨年版を元にした記事内容やグラフと、違いが生じる可能性がある。 まず最初は出版社総数と、それらの出版社全体の総売上高。なお各年の売上高は定価換算の総売上(出版物以外に印税や不動産収入、映像関係、玩具などその他諸々を含め)に、

    出版社と売上高の関係をグラフ化してみる(2011年「出版物販売額の実態」版) - ガベージニュース
    pqrs
    pqrs 2011/11/17
  • EPUB戦記・ノート(1):はじめに

    『EPUB戦記』というたいそうな表題のを書くことになった。筆者は、EPUB3が異文化コミュニケーションの歴史に残るイベントだったと考えているが、EPUB3に縦組を含む日語組版仕様拡張を盛り込むことに成功した人々の苦闘の跡を記録し、様々なコンテクストの中で、その意味を理解する材料を提供したいという趣旨で取り組んでいる。異例だとは思うが、出版とはコミュニケーションの一部であるとの理念を実践するため、この連載へのフィードバックをいただければ幸い。(鎌田博樹) 題名先行のわけ:なぜ「戦記」か かねてE-Bookについてのを書こうと考えているが、対象が広すぎるのと現実の展開が速いので、絞りきれていない。約20年前に『電子出版』という技術書を書いたときにもそうだったが、テクノロジーよりもビジネスとか社会が絡んできたので、その比ではない。ふだんの記事はいくらでも書き飛ばせるが、「」となるとピタリ

  • 「出版、そして書籍の歴史が変わる重要な日」――楽天三木谷氏が明かすKobo買収の意図

    「ECに関して、デジタルコンテンツが重要になってくると考えている」とする三木谷氏。成長著しい電子書籍を新たなソーシャルコマースの起点ととらえ、その分野で最も成功しているKoboを手中に収めることで、将来の成長を得ようとしているのだということが見えてくるだろう。 ビデオ会議の形で今回の発表会に参加したKoboのCEO、マイケル・サービニス氏は「共有のビジョンはボーダレスなコマースと似たところがある」と述べている。電子書籍版権をグローバルレベルで獲得するという戦略により、国際展開を有利に進めてきたKoboと、その先にEC経済圏を連結しようとしている楽天。この辺りが今回の発表の肝といえる。 Rabooは長期的にKoboのブランドに統合――今後のシナリオ もちろん今回の買収の目的の中には、上述したような意図のほかに、国内の電子書籍市場の活性化も期待している部分があるのはいうまでもない。ボーダレスな

    「出版、そして書籍の歴史が変わる重要な日」――楽天三木谷氏が明かすKobo買収の意図
  • 55%というマージンについて - 仕事と晩飯とその他

    ウチの会社は某オンライン書店と契約が云々の話はまったくありません。関係者から直接話を聞いたわけでもないので、これから書くことはあくまでネットでの話題を見て小さな出版社の営業的な仕事をしている個人として思ったこと。 55%というマージンは「希望小売価格」に対してのものであり、実際の販売価格に対してではないとのこと。値引きについてどうなるのかよくわからないけど、電子書籍は「再販制の対象ではない」という判断は出版社・オンライン書店とも共有しているはずなので、そういう意味では将来的な値引きは充分にありうると考えていい、ですよね? 55%というマージンを聞いて「ああ、半額で売る時のことまで考えてるんだな」というのが最初の思い。半額で売って5%のマージン。ギリギリ、というかそれだときついけど、目玉にするならそれぐらいにしたいだろうなあ。 某オンライン書店は電子書籍の値付けということを念頭に置いているは

    55%というマージンについて - 仕事と晩飯とその他
  • 電子書籍そのものがすでに陳腐! -- 純丘曜彰博士

    を電子化するしないで大騒ぎ。紙で刷るのは資源のムダだ、いや出版社こそがの質を作っている、うんぬん。しかし、電子化してまで、なんでじゃなきゃいけないんだ? 人間の思考はメディアが規定する、と、マクルーハンは言う。人間の思考があって、それをメディアに載せているのではなく、人間は、メディアに合わせてしか思考できない。声の時代には歌を唱い、文字ができたら石に年号を刻む。も、最初は木片か竹棒に、先生の御言葉を書き付けただけ。それが糸で綴じられ、紙で巻物になると、やたら行間や周辺に注釈を書き込みたがるようになる。印刷の初期には、「パンフレット」として独特の紋切り型の世界観が生まれて、それがフランス革命を引き起こし、その後は、パンフレットと定期郵便と自家製の制度が一緒になって、やたら大河な「超長編小説(ロマン)」がはやった。 さて、現代の我々の思考は、二十世紀の初等教育とザラ紙雑誌でできている

    電子書籍そのものがすでに陳腐! -- 純丘曜彰博士
  • 出版社はプラットフォームをどう使うか

    Amazon契約書に出版社員が激怒『論外』」(BLOGOS, 10/29)という見出しを見て、つくづくこの国には交渉の文化がないなと思った。アマゾンが郵送してきたものは提案にすぎない。極度のストレスでパニックを起こしかけている出版社関係者へのアプローチとしては感心できたものではないが、出版社の皆さんには頭を冷やし、内外の専門家からも情報を得て、必要な時間をかけて考えていただきたい。これは業界にとって未曾有の事態かもしれないが、外の世界では異常ではなく、したがって一時的でもなく、終わりにすることも出来ないのだから。 未知との遭遇 コミュニケーションのスタイルが国や文化圏によってごとに違うのは当然だが、ビジネスの世界はかなり平均化されてきた。しかし日はそうではなく、業界ごとに慣習は違うし、新人はそれを叩き込まれ、またそれに誇りを持っている人も多い。出版は(他の規制産業と同様に)ほとんど無風

  • 出版状況クロニクル42(2011年10月1日〜10月31日) - 出版・読書メモランダム

    出版状況クロニクル42(2011年10月1日〜10月31日) 中小から大手に至る、書籍をメインとする大半の出版社が、かつてない大量返品によって、取次売上が激減している。これが一過性のものであるのか、それとも数ヵ月続くのか、またその果てに何が起きるのか、まったく予断を許さない状況下に、多くの出版社が置かれている。 私は1999年に『出版社と書店はいかにして消えていくか』(ぱる出版、のち論創社)を上梓して以来、この失われた十数年の出版業界の状況について、「出版敗戦」と見なし、再販委託制に基づく出版社、取次、書店からなる出版業界が「限界集落」と化し、その挙げ句に「深層崩壊」に見舞われていると指摘してきた。そしてまたこれからは「想定外」の出来事も生じてくるのではないかとも。 東日大震災と原発事故から半年以上が経ち、今年も余すところ2ヵ月になってしまった。しかし大震災も原発事故も、まだほとんど復興

  • 本読みのスキャット!

  • 電子出版を巡る出版社の立場(お金編)

    つうか、Amazon kindle上陸の話な。 電子出版で、Amazonの取り分が55%もあるので論外だとかなんとか。 最初に書いとくと、その取り分は絶妙に妥当だ。 匿名としてリークさせてる記事があったり、何でそんなことになってるか、なんで出版社はそれが正しいと思ってるか、 (あくまでも友人が出版社につとめていてその話を聞いた中から)説明しようと思う。 迷惑かからない範囲でぼかすし、全ての出版社がそうではないし、危機感を持ってる若手は多いというのも念頭においといて欲しい。 まず、出版の経路から。7割を占めるのが一般書店だ。(残りはコンビニとかね) 作者→出版社→取次→書店→読者 それぞれの役割を簡単に振り返っておこう。 作者:を書く人。大抵、原稿を書く人。出版社:原稿の催促、編集、出版、広告、売り込みと諸々取次:大量の出版社と大量の屋を繋ぐ人。書店:屋。売る人。読者:読む人。最終的に

    電子出版を巡る出版社の立場(お金編)
  • サービス終了のお知らせ - NAVER まとめ

    サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。

    サービス終了のお知らせ - NAVER まとめ
  • 新しい読書体験を模索する「e読書ラボ」

    古書の街・神田神保町。明治時代から続く書籍の街として有名な地域ですが、を読む人口がしだいに減っているせいか、全盛時にくらべると賑わいも衰え、とくに若い人の来る機会が減っています。そうしたなかで、神保町では新しい試みがおこなわれています。街の中心にある「と街の案内所」の中に、未来の読書環境の提案をおこなう実験室「e読書ラボ」が併設され、9月30日に正式オープンしたということを聞きつけたので、さっそく取材してきました。 電子書籍端末が体験できる「e読書ラボ」 まず、このe読書ラボが所在する「と街の案内所」についての説明です(公式ブログはこちら)。 神田神保町地域には古書店170店舗、新刊書店30店舗があり、各種出版社も軒を連ねる世界有数の地域として発展してきました。歴史がある古書店には医学書や文芸書などそれぞれ得意分野があり、自分がほしいと考えている関連書籍を探すにも、どの店がどんな専門

  • 本ができあがるまでも楽しむ――Espresso Book Machineが国内でも販売へ

    富士ゼロックスは10月31日、米On Demand Books製の製後処理機「Espresso Book Machine」を用いたプリントオンデマンドシステム「電子書籍出版システム」を発表した。発売は2012年1月31日から。 同システムは、Espresso Book Machineと、オンデマンド印刷などに用いられる同社のプロダクションプリンター「4112 Light Publisher」を組み合わせたもので、PDFデータのオンデマンド印刷/製/断裁、平たく言えば“”を作成することができる。Googleやオンデマンド出版の大手である米Lightning Sourceが提供している電子書籍を選択して製することもできる。設置面積は約2平方メートル。 同システムで実際にができあがるまでの過程を動画で紹介しよう。この動画では、約200ページの書籍を出力している。実際に約5分ほどでがで

    本ができあがるまでも楽しむ――Espresso Book Machineが国内でも販売へ
    pqrs
    pqrs 2011/10/31
  • Kindleは「本らしさ」を殺すのか?

    先日phaさんの「電子書籍とブログって何が違うの?」という文章を読み、最初そのタイトルに違和感を覚え、そりゃ全然違うだろうと内心突っ込んだのですが、よくよく考えるとそうとも言えない。思えばこのタイトルと同じ問題意識を何度も文章にしている人を自分も知ってるじゃないかと思い当たりました。それは『クラウド化する世界』などの著書で知られるニコラス・G・カー(Nicholas G. Carr)です。 phaさんが問題としているのは主にコンテンツの流通と課金ですが、カーはそれだけでなくたらしめるものは何か、それは電子書籍によってどう変わるのかということにフォーカスしており、こちらのほうがより普遍的な問題でしょう。文ではカーの文章を紹介しながら「」と「インターネット」の間の一線について考えてみたいと思います。 の「アプリ」化 まずiPad発売と同時期に書かれた「The post-book b

    Kindleは「本らしさ」を殺すのか?
  • 日本の電子書籍の来るべき未来、AmazonのKindle戦略を徹底解説

    9月28日にAmazonがフルカラーの「Kindle Fire」を含む新たなKindleをリリースしました。iSuppliの見積もりによると、199ドル(約1万5000円)の価格が設定されているKindle Fireは製造原価が209.63ドル(約1万6200円)で、オンラインストアでの商品販売を促進するため低価格設定にしています。 Amazon.comで見ると、すでにハードカバーよりもKindle版書籍の方が売れており、さらに爆発的な普及を目指しての価格設定なわけですが、日はまだその流れに逆らっているところです。盤石の戦略で広がりつつあるKindleをもって、Amazonがどんな未来を描き出そうとしているのか、明らかにしていきます。 ◆端末としてのKindle これが9月28日に発表された第4世代のKindle。大きさは横幅114mm×縦166mm×厚み8.7mmで、重さが170グラム

    日本の電子書籍の来るべき未来、AmazonのKindle戦略を徹底解説
  • 扶桑社発のひとりごと 20111014(執筆者・扶桑社T) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    第19回 これまでは、翻訳に不可欠な著作権についてご説明をしてきましたが、編集の現場に話をもどしましょう。 「翻訳編集って、なにをするの?」という根的な疑問についてです。 以前、翻訳する原書を選ぶ作業についてはお話ししました。これは翻訳編集の命綱ともいうべき重要な仕事ですが、しかし作品を決めてしまえば、あとはプロの翻訳家が訳してくれるわけだし、編集者が仕事をする余地なんかないんじゃないの、と思われるようなのです。じつは、出版社のなかでもそんなふうに見られていたりするんですが。 それでは、じっさいに編集者はなにをしているのかを見ていきましょう。 もちろん、人によって仕事のしかたがちがうので、これが翻訳編集の絶対のルールということではありませんよ。 まずは、翻訳家さんから原稿をもらわなければなりません。 「締め切りですから原稿くださいよ」という、伊佐坂先生の家に来るノリスケさんみたいな仕事

    扶桑社発のひとりごと 20111014(執筆者・扶桑社T) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    pqrs
    pqrs 2011/10/30
  • E-Book再考(1):なぜ「電子書籍」は売れないのか

    およそ商売をやっていて、「売れない」ほどつらいことはそうない。いくらがんばっても、いくら話題になっても、売れなければ泡のようなものだ。「電子書籍」元年から1年以上を経ても、売れた話を聞かない。それでも話題が消えないのは、米国から欧州へ、世界的にE-Book市場が急拡大しているという動かしがたい事実があり、常識的に言って売れないのがおかしいからだ。この際、われわれが何を売っているのか、それがなぜ売れないのかを考えることは重要だ。アマゾンが日でもお手を示してくれるより前に。 書籍はbookに非ず!? 電子書籍とE-Bookは同じものとして扱われるが、ほんとうに等価であろうか。筆者は違うと考え、なるべくグローバルに流通するE-Bookを使うようにしている。何が違うかといえば、書籍(書物)は様々なカタチをとるモノだが、bookは「記録・編集」というコトから派生した言葉で、bookingが 「製

  • ビューワ開発者から見た、電子書籍業界のいま(前編)

    電子書籍において、ビューワの操作性が読書体験に及ぼす影響は大きい。ユーザーとコンテンツの出会いを演出するのがビューワ開発者の力量だ。企画では、電子書籍ビューワの開発者に集まっていただき、覆面座談会という形で電子書籍市場の今を聞いた。 電子書籍にまつわるさまざまな課題点が指摘される中で、コンテンツの内容に次いで言及される機会が多いのが「ビューワの操作性」。操作の分かりやすさ、カスタマイズ性など、ビューワの使い勝手がそのまま電子書籍という媒体の評価につながることも少なくない。 ビューワ開発者からすると、世代やリテラシーを問わない実装や、キャリア側が要求する仕様との兼ね合い、さらにiOSやAndroidといったプラットフォームの仕様に依存する制限など、さまざまな葛藤があることだろう。こうした点について、国産の電子書籍ビューワの開発者お二人に覆面座談会という形で事情を伺った。 一人は、ケータイキ

    ビューワ開発者から見た、電子書籍業界のいま(前編)
  • 404 NOT FOUND - MANTANWEB(まんたんウェブ)

    404 NOT FOUND 指定されたページかファイルが見つかりません。 指定されたページかファイルは削除されたか、アドレスが変更された可能性があります。 MANTANWEBトップページへ戻る

  • 電子書籍はどこに向かって行くのか - ガジェット通信

    夢のコンテンツと希望の端末が登場し、業界にも読者にもハッピーな時代がやってくる……。たしか、1年前にはそんなムードがまん延していた電子書籍。だが、そんな楽観的な予想は見事にはずれ、いまだ電子書籍は苦戦を強いられている。 なんだか、似たような状況が過去にあったなぁ、と思ったりする。最強のコミュニケーション・ツールとしてもてはやされたmixi。個人も組織もこれを使えば新しい世界が拡がる万能ツールとしてブームになったツイッター。いずれも数年たってみると、「なんだ、あんなに騒ぐことなかったじゃん」というふうに、「最強」でも「万能」でもないことがわかってしまった。 諸行無常といってしまえばそれまでだが、筆者のようにひとりで出版社をやっていると、電子書籍に関する動向には敏感にならざるをえない。大手の出版社や印刷会社、書店、電話会社などがどしどし参入し、続々と端末が発売されるなか、「やばい、時代の波に取