山形県沖で発生した地震の影響で緊急停止したJR羽越線=19日午前1時40分ごろ、新潟県村上市笹川(池田証志撮影) 山形県沖を震源とし、新潟県村上市で震度6強を観測した地震で、揺れが来た直後、日本海の海岸沿いを走るJR羽越線が緊急停止した。乗客の男子高校生2人と乗務員2人は近くの高台にすぐに避難。付近には津波注意報が発令されたものの、目に見える潮位の変化はなかったが、車掌の男性(30)は「津波の恐怖が頭をよぎった」とおびえた様子で話した。 羽越線の普通列車(3両編成)が村上市笹川付近のトンネルを通過しようとしたところで、緊急地震速報が流れた。指令から緊急停止の指示もきたが、「トンネル内で停止するのは危険」と考え、通過した後に停止した。 運行中だったため、地震の規模は分からなかった。ヘッドライトで架線を照らすと、かなり揺れていることが分かった。初めて「地震がきているんだ」と確信した。 「まず乗