日本プロ野球選手会の新井貴浩会長=阪神=は22日、文部科学省などへの訪問後、報道陣に「選手会は一貫している。12球団一丸で難局に向かっていかないと。このままじゃプロ野球界は駄目になる」と話した。 関係者によると、文科省は同時開幕について、選手会の要望に配慮して協議を進めるよう両リーグに求めた。蓮舫節電啓発担当相も「新井選手会長の発言に全て賛同する」と述べるなど、各大臣、副大臣が選手会の立場を尊重している。 新井選手会長は「コミッショナーは『批判を受けいれる』と言うが、どうして批判を受けてまでやるのか。理由を説明してもらっていない」と不満を口にして「英断を待ちたい。必ず変わると信じている」と話した。(共同)