常々疑問に思っているのだが、日本の大学生に、夏と春の長い休みや部活は必要なのだろうか。 大学の授業料は主に学生に向けた講義と指導の対価と考えるべきだ。ならば、1カ月以上ある夏・春の休みの期間は、大学は手抜きをしているし、学生は時間を有効に使えていない。 仮に、長い休みはなしに勉強して、3年あるいは2年で大学を卒業して就職できるなら、働いて稼ぐことができる期間が1、2年長くなる。吸収力のある若い時分の1年、2年を、仕事を覚えることに使えるのは大きい。2年ないし3年で卒業できる大学、あるいは4年で修士まで終えられる大学があってもいい。 もう一つ無駄だと思うのは、大学生の部活だ。十分な学力のない大学生が、部活に時間とエネルギーを割くことが合理的だとは思えない。 若い頃にスポーツや芸事、社会活動などを修めることが悪いとは思わない。しかし、例えば、勉強よりも野球をやることに意味のある人は、野球に集中