毎年発表されている「世界大学ランキング」の2013-2014年度版が、今年の10月2日にイギリスの「Times Higher Education(THE)」から公表された。日本の大学が世界では評価が必ずしも高くない現状は残念ながら今でも続いている。 上位100位に入っている日本の大学は東京大学(23位)と京都大学(52位)の2校のみだ。上位200位まで拡げても、東工大(125位)、大阪大学(144位)、東北大学(150位)の3校を加えた合計5校である。トップ10を見ると、1位カリフォルニア工科大、2位ハーバード、3位オックスフォードを初め、アメリカとイギリスの大学が独占している。 政府は、「世界大学ランキンクトップ100に10年で10校」という具体的な目標を掲げているが、今は世界中の大学が、グローバル化社会において熾烈な国際競争を行っている時代であり、「100位以内に入ろう」などという甘い