米航空宇宙局(NASA)が組織した有識者による未確認飛行物体(UFO)研究会が5月31日、公開会議を開いた。宇宙物理学者のスパーゲル会長は終了後の電話記者会見で「多くのUFOは説明がつく」と指摘、航空機や研究用気球、気象現象とみられるとした。メンバーの1人は「地球外生命体との関連を明確に示す情報はない」と述べた。 昨年からデータ収集を進めており、夏に報告書をまとめる。理解が難しい現象も残ったが、スパーゲル氏は「データの質が低く、情報量が限られる傾向がある」とし、解明には「高品質なデータが必要だ」と強調した。