患者が処方通りに薬を服用したかどうかを確認できるようセンサーを埋め込んだ初のデジタル錠剤が、米食品医薬品局(FDA)に承認された。テクノロジーとヘルスケアの融合で画期的な決定となったが、プライバシーに関する懸念も伴う。 FDAが13日に承認したのは「エビリファイ・マイサイト」。統合失調症や双極性障害の治療に使われる大塚製薬の「エビリファイ」に、米プロテウス・デジタル・ヘルスが開発したセンサーを組み込んだ。センサーは胃液に接することで作動。患者の体に貼り付けたパッチに信号を送り、情報をスマートフォンなどのアプリに伝える仕組み。 原題:Digital Pill That Tracks Use When Swallowed Gets FDA Approval(抜粋)