「リアルロボット」ものという言葉を作った機動戦士ガンダムは、さまざまな意味で後世に影響を与えた。 だけど子供の頃、なぜガンダムが好きになったのかといえば、その理由は「善悪も無いリアルな戦争」でも「ニュータイプ論」でもなく、すばらしく出来のいい「ロボットチャンバラ」アニメだったからに他ならない。 保育園の頃、なわとびをグフのヒートロッドに見立てて遊んでいたのを未だに覚えている。恐らく相手側は、木の棒か何かをビームサーベルに見立てて、ヒートロッドと戦っていたんだろうと思う。多分、みんなも似たようなことをしただろう。 この頃の自分達にとって、ガンダムは面白いロボットチャンバラが見れるアニメであり、ニュータイプはごっこ遊びのスパイスのようなものだった。 ファーストガンダムは、それまでのロボットアニメとは違うものとして「別格」扱いされることが多いけど、忘れてはいけないのは、ガンダムがロボットアニメ(