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2008年5月21日のブックマーク (9件)

  • タツノコプロ研究 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室

    タツノコプロは、東映動画(東映アニメーション)、虫プロダクションなどと並ぶ老舗スタジオだが、他の大手スタジオとは異なり、ほぼ一貫してテレビアニメにこだわり、かつ原作つきではなくオリジナルの作品を多く送り出してきた点で、まさにテレビアニメの可能性をとことん追求してきた、稀有な存在である。その意味では、日アニメ史の特性に最も忠実に仕事をこなしてきたスタジオと言えるかもしれない。 その一方で、日のアニメ史全般からみた総括・評価はまだまだ不十分で、今後の研究対象として大きな期待がもたれる。 そんなタツノコプロ研究の出発点となる文献を、まずは2つ挙げたい。 ●「タツノコプロインサイダーズ」 著 者: 原口正宏ほか 出版社: 講談社 刊行年: 2002年 定 価: 2000円 タツノコプロ創立者から、企画、脚、演出、キャラクターデザイン、作画、美術、撮影、編集、音響、外部の代理店に至るまで、タツ

    タツノコプロ研究 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室
    prisoner022
    prisoner022 2008/05/21
    他の大手スタジオとは異なり、ほぼ一貫してテレビアニメにこだわり、かつ原作つきではなくオリジナルの作品を多く送り出してきた点で、まさにテレビアニメの可能性をとことん追求してきた、稀有な存在である。
  • 東映動画史の基礎資料(その2) - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室

    研究者としての学派(?)からすると、私はあまり東映動画に肩入れする立場ではないのだが、もう2冊、紹介しておこうと思う。 ●「作画汗まみれ 増補改訂版」 著 者: 大塚康生 出版社: 徳間書店スタジオジブリ事業部 刊行年: 2001年 定 価: 1900円 1982年に「アニメージュ文庫」として出版されたの大幅な増補改訂版。 大塚康生は、東映動画設立直前からアニメ界に入り、以後一貫して第一線で活躍しているアニメーターだが、同時に、アニメ界での自身の仕事や業界の方向性等についても、多くの発言をしている。寡黙な人が多いアニメ界(アニメーター)にあって、比較的珍しい人だ。 そのぶん、その発言の影響力も大きく、特に書は、東映動画設立直後から大塚が退社するまでの10年強のエピソードが豊富に盛り込まれ、同時期が東映動画発達の上で極めて重要な時期であるために、その内容も貴重である。 しかし、その発言

    東映動画史の基礎資料(その2) - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室
  • 手塚治虫と虫プロダクション - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室

    手塚治虫と虫プロダクションの仕事は、日のアニメが世界アニメ史の一般的な流れから離れて独自の発展を遂げていくために大きな業績を残したが、その価値は、いまだに正当に評価されているとは言えない。 このため、手塚治虫のアニメの仕事に関して、1冊で事足りるという文献は、成立していない。 私も自著『アニメ作家としての手塚治虫』で、その業績を再評価しようとしたが、今後、ますます研究が進捗することを期待したい。 ここでは、研究の発端として重要な3冊を紹介しておきたい。 ●「手塚治虫劇場」 編 者: 手塚プロダクション 出版社: エスクァイアマガジンジャパン 刊行年: 1991年 手塚治虫が手掛けた、テレビアニメ、劇場用長編アニメ、そして自主制作アニメまで、ほぼすべての作品について、基的なデータや図版が盛り込まれた、最も網羅的なムック。 とりわけ、各作品に関して、手塚のコメント(過去に雑誌等で発表された

    手塚治虫と虫プロダクション - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室
  • マナーのない乗客っているよねー - planet カラダン

    「折りたたむ」「そのままで」 電車内ベビーカーでマナー議論 5月19日12時16分配信 J-CASTニュース ベビーカー使用マナーが「発言小町」でも話題に。ベビーカーを開いたまま乗るか、それとも折りたたむか。電車内でのベビーカー使用マナーについて、議論が起こっている。折りたたむのは、ベビーカーを利用する母親には負担が重い。かといってそのままだと、場所を取りじゃまだ、と感じる人も多い。 ■「配慮して欲しいが、折りたたみを義務付けてはいない」 発端となったのは、JR東日ほか関東・中部・関西の鉄道事業者30社が2008年3月末から実施している共同キャンペーンだ。ベビーカーでの乗降時に注意を呼びかけるものだが、そのポスターの一部には、混雑する車内でベビーカーを折り畳み、子供を抱いて乗車する夫婦の写真が使用されている。 これに対し4月22日付けの産経新聞は、キャンペーンを開始した翌日の3月25日に

    マナーのない乗客っているよねー - planet カラダン
    prisoner022
    prisoner022 2008/05/21
    不快感至上主義が安易に思い描く、「不快感を未然に防ぐ」社会を少し想像してみればいい。それは抑圧的で、全体の空気になじまない少数者を排除する世の中にしかならない。
  • 富野由悠季全仕事 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室

    ●「富野由悠季全仕事」 監 修: 富野由悠季 出版社: キネマ旬報社 刊行年: 1999年 定 価: 2800円 富野由悠季監督はアニメ情報誌や映画雑誌等で膨大なインタビューやコメントを出している。作品作家研究において、そのすべてに眼を通す必要があるかどうかは、それぞれの研究者個人の判断に委ねたいが(富野を研究対象にしたことがない私は、いまだかつてそれをやっていない)、まずは、このムックが一つの頂点といってよいだろう。 富野の生い立ちから現在に至るまでの長大なインタビューを中心として、富野作品に関わった多くのクリエイターの発言が掲載され、かつ、巻末にはお馴染みの原口正宏による詳細な作品データが掲載されている。 私が書を参照したのは、虫プロ研究において、関連データを採取するためである。 その意味では、以下の自伝も貴重な内容だった。 ●「だから僕は・・・」 著 者: 富野喜幸 出版社: 徳間

    富野由悠季全仕事 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室
    prisoner022
    prisoner022 2008/05/21
    日本のアニメの系譜から考えると、宮崎駿や押井守らよりも、はるかに重要な監督であり、今後の研究の展開に期待したい
  • 自著 「アニメ作家としての手塚治虫」 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室

    富野由悠季関連の文献を紹介したところで触れたので、再び自著の紹介。ご容赦いただきたい。 ●「アニメ作家としての手塚治虫」 著 者: 津堅信之 出版社: NTT出版 刊行年: 2007年 定 価: 2400円 日の戦後アニメ界の流れには東映動画系と虫プロ系がある、と言うと、必ず例外的事象を指摘して批判する人たちがいるし、その意見もよくわかるのだが、総体として、この2系統を認識すると、日のアニメ史は非常にわかりやすくなる。 そして、現在のアニメ発展は、東映動画系か虫プロ系か、どちらの功労ゆえかという質問に答えると、その人のアニメ史観がよく現れる。 もちろん私は、虫プロ系の功労ゆえと評価する側であるが、これは圧倒的に少数派だろう。なにより、東映動画系のスタジオジブリの存在感が巨大だし、年配アニメファンの中には、『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968)など、東映動画長編全盛期の「マニア」が多く

    自著 「アニメ作家としての手塚治虫」 - 津堅信之のアニメーション研究資料図書室
    prisoner022
    prisoner022 2008/05/21
    虫プロは虫プロなりに企業努力をしていて、むしろ虫プロに慌てて追随した他のスタジオの戦略の欠如のほうが、その後のアニメ界にもたらした弊害の責任としては何倍も大きい
  • ■リスクヘッジはしません■ - 550 miles to the Future

    別冊アニカンR 005号 発売中 ●巻頭マクロスF特集、いろいろ執筆 中島愛さんインタビュー、葛西励プロデューサー(と八木下浩史CGIディレクター)インタビュー、マクロスヒストリーなど。クラン・クランの乗る「クァドラン・レア」は、脚段階では「クァドラン・ローγ(ガンマ)」だったんだけど、それが誌面で直ってるかどうかは、見誌が手元にないので分からない。意外に、こういうのはアフレコ時に変わったりするんだよね(この場合は分からないけど、脚やコンテ通りとは限らない)。 この別冊アニカンR、公式サイトに情報が載っていてちょっとビックリ。しかも、Amazonでは売り切れ。それで俺のところに献がないんだろうか。 先日は押井監督のインタビュー起こしだったけど、今日は富野由悠季監督の起こし。かなり変な質問をしている。これはかなり異色インタビューだし、互換性がない(他誌には載せられない)という意味では

    ■リスクヘッジはしません■ - 550 miles to the Future
    prisoner022
    prisoner022 2008/05/21
    話すのが苦手だからといって、僕は「人に会わない」というリスクヘッジはしません。会いつづけます。痛みのない人生は、しょせんまやかしだから。
  • asahi.com:監督の更年期 - 小原篤のアニマゲ丼 - 文化・芸能

    監督の更年期 2008年05月19日 5月生まれの私は先日41歳になりました。「よんじゅういっさいのはるだから〜」と「元祖天才バカボン」のエンディングテーマをつい口ずさんでしまいます。2年前はぎっくり腰を患い、昨年はメガネのレンズを遠近両用に替えました。「老眼じゃないやい、遠近両用だい」などと意味不明なことを自分に言い聞かせても、店から貰ったレシートには「シニアグラス」の文字が……。あぁ、私もローガン卿なのね。というわけで、今回はトシの話、「男の更年期」のお話です。 07年6月の会見に現れた押井監督は、体も引き締まり若返った印象でした 富野監督の以前の作風を「黒富野」、近年の明るい作風を「白富野」と言うらしいです 宮崎監督の次作「崖の上のポニョ」はどんな色気を発するのでしょう? 昨年6月、押井守監督が新作「スカイ・クロラ」の製作発表会見で「更年期が終わったんだと思う」と発言しました。「イノ

    prisoner022
    prisoner022 2008/05/21
    押井-51年生/「イノセンス」53歳、「スカイ・クロラ」57歳/宮崎-41年生/「もののけ」56歳、「千尋」60歳、色気全開の「ハウル」63歳/富野-41年生/「ターンA」58歳、「ギングゲイナー」61歳/50代半ば-後半あたりに更年期の谷間
  • AskJohnふぁんくらぶ: 日本のガンダム信者はどうしてファーストをああも崇めるのですか

    回答 1979年のTVシリーズ『機動戦士ガンダム』以前にも巨大ロボットものは何もあって、『ガンダム』シリーズとしてもあれが唯一ではなく、シリーズ最高作というわけでもありません。『ガンダム』は30周年を間近に控えています。あの第一作には象徴的な名場面がいくつかあって、作品としての影響力も絶大ではあるのですが、少々まだるっこしいANIMEでもあります。原作・監督を務めた富野由悠季そのひとが第15話を嫌っているほどです。これらの問題点があるにもかかわらず『ガンダム』は今も名作と呼ばれ、そして日のOTAKU達に愛されています。第一作(通称『ファースト・ガンダム』)の人気が根強いのはどうしてと考えるのはもっともであり、それに非常に興味そそるテーマでもあります。 『ファースト』は巨大ロボットANIMEに革命を起こした作品として記憶されています。「善にも悪にもなりうるただの機械」すなわち「その鉄(く

    prisoner022
    prisoner022 2008/05/21
    『ファースト』のアムロ・レイは、’70年代の日本の若者が抱いた過激思想や政治活動思想が具現化された主人公でした。正義や権利、社会への責任感を渇望し歩んでいく若者が彼です。