劇場版『機動戦士ガンダム』の第3作『めぐりあい宇宙編』は、第2作『哀・戦士編』から8ヶ月後の1982年3月13日に公開された。劇場版『機動戦士ガンダム』3部作の完結編であり、ホワイトベースが再び宇宙に上がったところから、TVシリーズ最終話に至るまでに相当する内容だった。この「アニメ様365日」は僕の個人的な感想、あるいは考えを書いていくもので、アニメファンの意見を代表しようとしているわけではない。だから、この感想も、極めて個人的なものとして読んでもらいたいのだけど、僕は『めぐりあい宇宙編』については相当冷めていた。 振り返ってみると、ロードショーで初めて観た時に、僕にとってすでに『めぐりあい宇宙編』は「作品」ではなかった。第1作は何よりもイベントだった。おそらく作品でもあったのだろう。第2作『哀・戦士編』は鑑賞前には、ちょっと気持ちが冷めていたが、観てみれば興味深い点も多く、終盤の展開には