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ブックマーク / sukebeningen.blog46.fc2.com (21)

  • SUKEBENINGENSUKEBENINGEN 押井守作品に抱くイメージ(少し偏見入ってます)

    程々に挫折して少しくたびれた中年男性が主人公(でもビジュアル的にはカッコ良く描かれている)。体制にはかなわない事を知りつつも、自分なりの方法でささやかに抗っている。トレンチコートの襟を立てシニカルな態度をとったり、タバコに火をつけながら自嘲気味に笑ったりする。 組織の中ではそれなりのポジションを持ち、若い部下達も尊敬して慕ってくれている。今は出世して組織の中枢にいる、かつての仲間たちにも顔が利く。 マドンナ的存在である「若くて知的な美人」も自分に好意を持っている(好意以上の感情を少し匂わすような描写を入れておくのがミソ)。 「全くあり得なくはないけど、でもやっぱりあり得ない」そんな都合の良い設定。「これぐらいなら許されるんじゃないか?」そんな自意識が透けて見えてくる感じ。 完全なファンタジーだと「現実逃避」という言葉がチラついて自分を騙せないので近未来。一段高いところから世界を見わたす目線