西暦2016年――。釜谷市にある「天万神社」で、巫女のアルバイトをしていた中学2年生、皇(すめらぎ)まとい。 幼少の頃に母と生き別れになった彼女は、父方の祖父母の家に長年預けられており、三ヶ月前からようやく父である伸吾とふたりで暮らし始めた。 そんな境遇からか、まといは平凡で穏やかな日常に憧れていた。 まといの親友で、バイト仲間である草薙(くさなぎ)ゆまは、「天万神社」の神主一族に生まれた次期巫女候補であった。 彼女は、一族が悪霊を払うための「退魔行」を先祖代々行っていたことを知り、まといを誘って「退魔行」にまつわる儀式「神懸りの儀」にチャレンジしようとする。 学校が終わり、いつものように神社へと向かったふたりであったが、そこで荒らされた境内と、傷つき倒れたゆまの両親に遭遇する。 さらに、刑事である伸吾が捜査を行っていた怪事件の重要参考人で、どこか正気でない雰囲気を纏った男の姿もあった。
最近cakesで連載している子ども向けのマインドフルネスの本が面白そうなので買ってみた。まだ途中なのだが『ソフィーの世界』マインドフルネス版みたいで面白い。 cakes.mu 今は子ども向けにこんなメンタル本がある、とたまたま遊びに来た母親に話したところ、私が子どもの頃にはこんな便利なものはなかった!今の子はこうやって楽ばかりしているから打たれ弱いんじゃないの、なんて甘やかすな理論が発動された。 私は正直「私が子どもの頃にはこんな便利なものはなかった論者」は滅びたらいいのに、と思っている。 例えばDSやスマホは自分の時代には無かった、それでも生きられたんだから要らない、と自分の子を自分と同じ旧石器時代に引きずり込もうとする人たち。 誤解しないでほしいが、DSやスマホを買わないことが全て悪い、と言いたいわけじゃない。 DSもスマホも高価なものだし(特にスマホは毎月大変)、経済的事情の中で申し
【囲碁電王戦 国内最強ソフトvsトップ棋士】第3局(4) 趙治勲名誉名人「ボクは退化したけど、(Zenは)すごく成長した」 国内最強とされる囲碁の人工知能「Deep Zen Go」と、歴代最多74タイトルの趙治勲(ちょう・ちくん)名誉名人(60)が対局する第2回囲碁電王戦の第3局が23日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、趙名誉名人が167手で黒番中押し勝ち。シリーズ2勝1敗での勝ち越しを決めた。対局後の感想戦では、趙名誉名人とAI開発者が相手の印象と今後の抱負を語った。 完勝劇 140手を超えたあたりで、ニコニコ生放送で解説する井山六冠が「盤面10目いくかどうかだが、黒地が多い」と判断を下した。一時70を超えたZenが考える局面の評価値も56まで低下。「前向き、楽観派」とされるZenも、さすがに苦しくなってきたようだ。 午後4時6分、趙名誉名人の167手に対し、Zenの加藤代表が投了の意
囲碁ソフト「DeepZenGo」と対局する趙治勲名誉名人(右)=23日午後、東京都千代田区(春名中撮影) 国内最強とされる囲碁の人工知能「Deep Zen Go」と、歴代最多74タイトルの趙治勲(ちょう・ちくん)名誉名人(60)が対局する第2回囲碁電王戦の第3局が23日、東京都千代田区の日本棋院で行われている。1勝1敗のタイで迎えた注目の第3局も、いよいよ終盤へと差しかかってきた。 トッププロがうらやむ 70手を超え、石が左辺にもいきわたり始めた。ニコニコ生放送で解説を務める井山六冠は「ちょっと予想のつかない場所に打ってきますね」とZenの打ちぶりを表現する。同じようなことを、趙名誉名人も第2局後に語っていた。「人間なら(反撃されることを想定して)怖くて打てないところに、コンピューターは平気で打ってくる。気づかないもん」と。計算が速い、疲れないことともに、感情がないことも強さの秘けつのよう
国内最強とされる囲碁の人工知能「Deep Zen Go」と、歴代最多74タイトルの趙治勲(ちょう・ちくん)名誉名人(60)が対局する第2回囲碁電王戦の第3局が23日、東京都千代田区の日本棋院で始まった。趙名誉名人の先勝で始まったこのシリーズは、第2局でZenが勝ちタイに。注目が集まるなかの第3局だ。 先番は趙名誉名人 第3局の会場は、JR市ケ谷駅近くにある日本棋院の東京本院。第1、2局が行われた東京都内のホテルから場所を変えた囲碁の殿堂で、趙名誉名人にとっては数え切れないほど対局してきた本拠地だ。「Deep Zen Go」開発チームの加藤英樹代表に続き、定刻(午後1時)の10分前に趙名誉名人が入室した。 5分前になって、立会人の小林覚九段が先後を決めるため「握ってください」と両者に促す。主催するドワンゴが配信するニコニコ生放送の中継用に、小林九段の背景には紅葉のボードが用意されているのが、
応仁の乱なんて聞いたことがない、という日本人はまずいないだろう。室町幕府の衰退を決定づけ、戦国時代の扉を開いたとされるこの大乱をめぐって近年、新説が登場し、学界でも議論が高まっているという。『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』を著した呉座勇一さんに話を聞いた。 ──8代将軍の足利義政には息子がなく、弟の義視(よしみ)を後継者にしたところ、義政の妻である日野富子が男児(のちの9代将軍義尚)を出産。富子は我が子を将軍にしようと画策して乱を引き起こした、などとも言われます。 呉座:かつては日野富子悪女説が有力でしたが、最近は富子の関与はかなり限定的だったと考えられています。足利義政が無能だったからという見方も単純すぎます。銀閣造営など文化事業にしか興味がなかった人と見られがちですが、義政の実際の行動を見ていくと、将軍としての自覚を持って政治に取り組んでいたことがわかります。応仁の乱に関しても、戦争
萩尾望都さん「バンパネラという(イタリア風の)名は、バンパイアとは違う言葉を探している時、私がスペルを読み違えたために出来ました」、ヤマザキマリさん「イタリアの男は子どもの時からマンマに会うためなら三千里をゆく。マルコが私にとってイタリア男のイメージ」といったお話が聞けたのは、イタリア文化会館が主催し9日に同館で行われた鼎談(ていだん)「イタリアと日本人 文化とサブカルチャーをめぐって」。 イタリアを舞台とした作品「ローマへの道」のほか、代表作「ポーの一族」「トーマの心臓」などでもヨーロッパを描いた萩尾望都さん。主人公が古代ローマと現代日本を行き来する「テルマエ・ロマエ」、イタリア人の夫とその家族のてんやわんやを描いた自伝的エッセー「モーレツ!イタリア家族」のヤマザキマリさん。イタリア文化を愛するマンガ家2人がイタリア文化会館ジョルジョ・アミトラーノ館長(日本文学者で吉本ばななさんや村上春
12日に公開された片渕須直監督のアニメ映画「この世界の片隅に」、興行はまずまずの滑り出しのようで、ホッとしています。前回の本欄に引き続き、より深くこの作品を読み解いてみたいと思いますが、ネタバレありですのでご注意を。 この原稿を書く時点でもう5回も見てしまったこの映画、実は初見では大いに戸惑いました。尺の都合で原作の「ある部分」をすっ飛ばしていながら、そこから生まれる葛藤や煩悶(はんもん)などを部分的に残す、というムチャな荒業を使っているからです。とはいっても、各シーン(とりわけ終盤)の情緒喚起力にただならぬものがあるので、ドバァーー!と感動の大波にのみ込まれてしまうのですが。 片渕監督「120分に収めるため、原作のある部分を削った事により、すずさんの大きな葛藤がひとつなくなっているんです。そのためすずさんが子どもの頃から、ずっと素直に生きてきた人になっている」(絵コンテ集の巻末インタビュ
少し前、日本人がラーメンなどをすする際の音で外国人が不快な思いをするという「ヌードルハラスメント」(ヌーハラ)が注目を集めた。テレビや新聞などがこの騒動を報じたわけだが、筆者の窪田氏は「報じてはいけない」という。なぜなら……。 スピン経済の歩き方: 日本ではあまり馴染みがないが、海外では政治家や企業が自分に有利な情報操作を行うことを「スピンコントロール」と呼ぶ。企業戦略には実はこの「スピン」という視点が欠かすことができない。 「情報操作」というと日本ではネガティブなイメージが強いが、ビジネスにおいて自社の商品やサービスの優位性を顧客や社会に伝えるのは当然だ。裏を返せばヒットしている商品や成功している企業は「スピン」がうまく機能をしている、と言えるのかもしれない。 そこで、本連載では私たちが普段何気なく接している経済情報、企業のプロモーション、PRにいったいどのような狙いがあり、緻密な戦略が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く