睡眠は、ほかのどんな方法よりもプラス効果がきわめて高い「究極の健康法」だ。睡眠を犠牲にして何かしようとするのは、「愚の骨頂」。人生を豊かにする「睡眠革命」に今すぐ取りかかろう!……こう主張するのは、「ハフィントンポスト」の創設者として知られるアリアナ・ハフィントン氏だ。現在は睡眠の伝道師ともいえる活動に取り組むハフィントン氏が、睡眠がいかに健康に深刻な影響を及ぼすのかを語る(第1回「死を招く睡眠不足、世界最短は東京」はこちら)。 睡眠は万人共通だが、「十分な睡眠を取る時間がない」という思い込みもまた万人共通だ。しかし実際には、私たちは自分の裁量で使える時間を、思うよりずっと多く手にしている。鍵は、その使い方を正直に見つめることにある。 例として、マサチューセッツ工科大学で科学技術社会論の教授を務めるシェリー・タークルに登場してもらおう。テレビを自分への褒美にしていた彼女は、本の執筆を終えた
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