約200人のボランティアが血糖を2週間測定 こんにちは。大阪大学大学院で生活習慣病予防の研究をしている野口緑です。今回はちょっと番外編といいますか、多くのボランティアの方たちにご協力いただいて進めている「食事内容と血糖値(*1)の変動の関係」に関する研究で分かってきたことをチラッと報告したいと思います。 参加してもらったのは東京・大阪在住で、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー*2)がやや高めを示すけれど治療する段階にはない高血糖の方々約200人です。この方たちに持続的に血糖を測定するセンサーを2週間つけてもらい、同時に食事や運動も記録していただき、どのような生活習慣が血糖の変動とどのように関係しているかを調べました。 使用した持続血糖測定センサーとは皮下の間質液中のグルコース値を持続的に測定することで、ほぼリアルタイムで血糖の変動を知ることができる計測器です(血糖値と間質液中のグルコース