タグ

関連タグで絞り込む (1)

タグの絞り込みを解除

JAMSTECに関するprisoneronthewaterのブックマーク (7)

  • その1  「覚悟」こそ「青春を賭けること」

    そもそもこの連載は「青春を深海に賭けて」というウレシハズカシな題名の、爽やかで愉快なんだけれどもホロリもあるヨ、といった四畳半的青春ショーセツ風の話しをバシバシ進める予定だったのですが、おっさん研究者の現体験記がついつい多くなってしまいました。 先日、とある学会で、ワタクシが長ーい学生時代を過ごした京都大学農学部がある北部キャンパスをずいぶん久しぶりに再訪しました。建物の中身はだいぶ変わっていましたが、外観はすこしキレイになったぐらいで、「京都の料理屋で出されるギンナンはすべて京都大学産である」とまことしやかに語られるほど立派な銀杏並木もそのままで、あの「きらきら、もんもん、ざわっざわっ」していた若気の日々をすこし懐かしく思い出しました。 深まる秋の夕暮れ、そんな京都大学北部キャンパスの銀杏並木をシズシズと歩いていると、1997年の10月、この京都大学農学部を離れ、JAMSTECに殴り込み

    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/11/19
    "「かつては絶世のテンサイよ、そらそうよ、と謳われたワタシも、みっともなく老けこんでしまったものね。研究費だの人事だの、雑事との関わりのようなことに気をとられてあくせくしているうちに...」"
  • その3  震源の海底で、地震に遭う

    前回まで:2011年8月5日。「しんかい6500」はいよいよ東日大震災の震源域の海底に潜航しようとしていた。映画「日沈没」のラストシーン(=地震の乱泥流に巻き込まれ海の藻屑に・・・)を思い描き、少しビビリつつも、高井研は「しんかい6500」の耐圧殻に乗り込んだ。 「しんかい6500」のコックピットでは、連載第1話で詳述したような潜航準備作業が進んでいく。今回の研究調査に際して、ボクがちょっとビビッていたように、「しんかい6500」の運航チームの中でも、映画「日沈没」のラストシーンのような状況を想定してかなり真剣に議論していたらしい。そしてやや「昭和風味人情・仁義志向の強い」陸上勤務のJAMSTECの男衆たちは、「悲壮な決意の技術者達」ムードを盛り上げつつあった。 しかし、「しんかい6500」に乗り込んだパイロット達とボクには、そんな地震後の海底に挑む「気負い」や「悲壮感」は全くなかっ

  • 深海の風景に勝る風景をボクは思い付かない:日経ビジネスオンライン

    海底から10mぐらいのところで、観察窓に顔を押しつけて海底を探していたボクの目に、うっすら海底が見える。この瞬間がとても楽しい。 小さい頃に見た川や湖の底の風景のような深海の海底 ボクは小さい頃、川や湖に水中メガネをつけて潜るのが、人生最大の楽しみだった。川や湖の底の景色は、普段目にする陸上の風景とはどこか違うように感じる。水を通して届く光の色調のせいなのか、水を伝わって耳に届く水の効果音のせいなのか、体に感じる水の感覚のせいなのか、そして、水の中で活き活きと動く魚や至近距離まで近づくと分かるいろんな種類の小動物や植物のせいなのか、とにかく心が躍動するとともにものすごく落ち着くあの水中の景色。 今見えているのは当時見ていた川や湖の底とは違う、深海の海底なんだけど、まったくボクの中では違和感なく、昔見た風景のように飛び込んでくる。 すとんと、水深2600mの海底に着底する。人の頭ほどある黒っ

    深海の風景に勝る風景をボクは思い付かない:日経ビジネスオンライン
  • YouTube - 白いスケーリーフット!

    インド洋中央海嶺に新たな熱水活動域を発見っ! しかも2つ!! さらに白いあいつも見つかった! プレスリリース(2010年12月13日発表) 硫化鉄を纏わない白スケーリーフットを世界で初めて発見 ~インド洋における新規熱水探査の成果~ http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20101213/ プレカンブリアンエコシステムラボラトリー http://www.jamstec.go.jp/less/precam/j/ 2009年10月、有人潜水調査船「しんかい6500」にて撮影 中央インド洋海嶺ロドリゲスセグメント ソリティア熱水フィールド

    YouTube - 白いスケーリーフット!
  • ぜったい変な未知の生物が見つかるに違いない!:日経ビジネスオンライン

    とかなんとか言ってるうちに、深度計の数字は水深1500mぐらいを示している。思えば深くにきたもんだ。今、チタン殻にヒビが入れば、モノの一瞬でボクらはペシャンコになる。 最初のころは、やはりこの深さに対する恐怖心はすごくあった。とにかくコックピットの中に海水が浸水してくるんじゃないかとビクビクしていたなあ。最近は慣れてきて「新幹線のなかのおっさん」みたいに、あられもない格好で居眠りまでするぐらい慣れたけれど。 冬山遭難者救助のヘリコプター操作並みに難しい着底 しんかい6500が潜水しながらずれた位置を補正するため、着底予定地点にむけて、潜水しながらゆっくり動き始める。そのころから、今日の潜航調査の作業を再確認する。 まず一番重要な事。今日は、最後のたった1回の潜航チャンスで、しかもその時間は極度に短いかもしれない。「インド洋第4の深海熱水活動の特徴」を最低限理解する試料を、優先順位を決めて、

    ぜったい変な未知の生物が見つかるに違いない!:日経ビジネスオンライン
  • 直径2mのコックピットに男3人くんずほぐれつ:日経ビジネスオンライン

    というわけで、海況が良くないとき、キャプテンも司令も、そう簡単には「潜航OK」なんて言ってくれない。 しかしボクら研究者も、もちろん最終決断には従うが、スゴスゴと最終決断が下されるのを指をくわえて待ってはいないのだ(ガッツのある研究者達の例なので、決してマネしないように) あっ、とうとう決断したようだ とりあえず、船尾で海を見つめながら、ボソボソ話し込むリョーノさんとサクライさんを、10人近くの研究者が一列になって、ジッと凝視する。そして心で、「モグラセロ、モグラセロ、モグラセロ、モグラセロ」と念じながら電波を送る。 何か背筋に悪寒を感じたのか、リョーノさんとサクライさんがこちらを振り向く。研究者、いっせいにさらに険しい顔で念を送る。 あっ。二人がこっち来る。とうとう決断したようだ。 「2時間ぐらいしか潜れないかもしれませんが、いいですか? しかもこれよりちょっとでも海況が悪化したら、いか

    直径2mのコックピットに男3人くんずほぐれつ:日経ビジネスオンライン
  • 実録!有人潜水艇による深海熱水調査の真実:日経ビジネスオンライン

    ワタクシが働く海洋研究開発機構(通称JAMSTEC)は、「ドクリツギョーセーホージン」という法人らしいのだが、その実、平たく言えば国の研究機関です。しかし、そのお堅い名前のせいかどうかわからないけれど、一般に人々にはあまり知られていないようです。 むしろJAMSTECは、「しんかい6500」(今のところまだ世界一深く潜れる潜水艇)とか、「地球シミュレーター」(昔は世界最速の演算速度を誇ったスパコン)とか、最近では「ちきゅう」(とにかくでかいことはいいことだと言いたくなる巨大科学掘削船)とか、モノの名前を言った方が、「あぁ、あのっ!」と言ってもらえることが多かったりして、働いている研究者からすればすこし悲しい現実が突きつけられる研究所です。 しかし、このジミ目なJAMSTEC、世界の海を股に掛ける世界最高峰の海洋研究所なんです。海だけでなく大気や海の下の地殻やマントル、そして地球のあらゆる場

    実録!有人潜水艇による深海熱水調査の真実:日経ビジネスオンライン
  • 1