昔は「私たちの住む大地は動かないのであって、太陽が地球の周りを回っている」と考えられてきました。これを天動説と言います。やがて天体観測の技術が発達すると、「地球などの惑星が、太陽の周りを回っている」という説が唱えられるようになりました。これが地動説です。 浄土真宗では「人は亡くなると、はるか西方の極楽浄土(阿弥陀仏の世界)に生まれる」と説きます。しかし、地球は回っているのですから、宇宙に東西の区別はありません。 これに限らず、宗教の教えと現代の天文学とは、合わない点があります。その問題について、どう考えられてきたのでしょうか?まずはキリスト教(とくにカトリック)、そして日本の仏教について見ていきたいと思います。 ■カトリック編 コペルニクス、地動説を唱える 地動説を唱えたのは、ポーランドのニコラウス・コペルニクス(1473~1543)です。コペルニクスはカトリックの聖職者であり、そのかたわ
