環境省の重要湿地に選ばれている岩手県陸前高田市の干潟で、市が復興事業として行っている残土の埋め立てによって貴重な生態系が失われるおそれがあるとして、専門家らのグループが埋め立てを一時中止するよう市に要望書を提出しました。 これについて小泉環境大臣は「震災復興と環境保全は一体的に進めていかねばならず、地元の皆さん、専門家のご意見を踏まえながら、丁寧に復興事業を進めていくことが重要だ」と述べました。 要望書は、底生生物の専門家で作る、日本ベントス学会の自然環境保全委員会が陸前高田市に提出しました。 岩手県陸前高田市の広田湾にある「小友浦」と呼ばれる干潟では、ことし8月から市が、震災復興工事に伴って発生した残土5万4000立方メートルを埋め立てる工事を進めています。 この干潟は、昭和40年代に干潟だった場所が干拓されたあと、東日本大震災の津波の影響で堤防が崩れて再び干潟となり、希少種の貝なども確
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