新型コロナ蔓延から二年目となった2021年が終わった。主要国を含めて世界中の諸国が新型コロナ対策に追われた。その最中、8月には、アメリカがアフガニスタンから完全撤退した。それに伴って、タリバン勢力がアフガニスタン全土を掌握した。アメリカの力の低下とともに、介入主義的な軍事展開の時代が終わったことを強く印象付けた事件だった。 【写真】「日本のどこがダメなのか?」に対する中国ネット民の驚きの回答 日本では、国際問題といえば、アメリカの動向を中心に見る傾向が根強い。そのためアメリカの軍事行動の可能性の低下は、世界における武力紛争そのものの頻度の低下と同じだという印象を与えがちであるらしい。日本では、「現代世界では戦争は起こりにくくなった」といった主張をされている方もいる。 だが、このような主張には、統計的な裏付けはあまりない。過去10年間の武力紛争・市民に対する大規模暴力・爆破攻撃事件・暴動など
【断末魔の中国】 中国経済の衰退は2015年から始まっていた。同年8月15日の上海株暴落に対して、当局は普通の国なら思いつきもしない荒療治に出た。 「株を売るな」「悪質な空売りは罰する」と命じて、市場を事実上凍結、裏から証券会社に資金をぶち込んでの「緊急カンフル注射」という生命維持装置で何とか延命した。 しかし、このパッチワークは、さらに猛烈なバブルを招来させる。 辛うじて倒産を回避できたのは米欧ファンドの中国投資の継続と、外国企業の中国工場維持による外貨獲得が継続できたからだ。だが、無理がたたり、傷口はかえって広がる。 国内的には「未曽有の不動産投資」が起こった。不動産販売から広告代理店の末端までを含めると、GDP(国内総生産)のおよそ30%である。いずれもが末期症状となり、デフォルト(債務不履行)が24・3%増(21年第1四半期) 第1に、不動産バブルはとうに崩壊している。事実を隠蔽し
男子テニスの世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)がオーストラリア以外の国でも入国拒否される可能性があると、地元メディア「AGE」が伝えている。 全豪オープン(17日開幕、メルボルン)を目前に控える中、査証(ビザ)を取り消されたジョコビッチは、強制送還を回避するため、裁判所に異議申し立てし、亡命希望者が滞在する施設に拘留された。16日にも審理が行われるが、同メディアによると、ジョコビッチの入国を認めない国が多くなるという。 「ジョコビッチの問題は単純な質問に要約できるでしょう。『ワクチン未接種の外国人が新型コロナウイルスに感染したからといって、その国に入国できるか』と。オーストラリアのようにワクチン接種した外国人だけが入国できると主張するのは不合理ではない」とし、他国もスター選手の入国を拒否したオーストラリアと同じ判断を下すとの見方を示した。 さらに同紙は「例えば、昨年1
再生可能エネルギーの代表的な存在、太陽光発電。 日本の太陽光発電は10年前から急速に拡大し、中国、アメリカに次ぐ世界第3位の規模を誇ります。 ただ、太陽光発電に使われるパネルには寿命があるって知っていますか?その寿命は20年から30年。 迫り来る、太陽光パネルの“大廃棄時代”にどう対応すればいいのでしょうか。 (仙台放送局記者 高垣祐郷) 先月下旬、私は太陽光パネルの廃棄の実態を取材するため、岩手県奥州市にある産業廃棄物の処理工場を訪ねました。 すると、敷地には使用済みの太陽光パネルがぎっしり。 およそ1000枚になるというパネルは、私の身長ほどの高さにまで積み上げられていました。 「これでもだいぶ処分したほうなんですけどね…」 こう話すのは、この会社の取締役、菊地信一さんです。 去年1年間に、会社に運び込まれた太陽光パネルはおよそ3万枚。 その多くは雪の重みなどで破損したものでしたが、な
宇宙空間での展開に成功したジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡の想像図。(ILLUSTRATION BY NASA) 2021年のクリスマスに打ち上げられたジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡が、最も難しいミッションである機体の展開作業を無事成功させた。折りたたんだ状態で宇宙へ打ち上げられた後、目的地を目指して移動しながら機体の各部位を展開させる作業は、万に一つの失敗も許されない危険なステップをいくつも踏む必要があった。 ウェッブ計画に携わる科学者やエンジニア、それを見守る宇宙マニアにとって、この15日間は緊張の連続だった。全ての段階を、一つずつ順番に、完璧にこなさなければならない。事前に地上で練習を重ねていたものの、実際に宇宙でどうなるかは予想がつかなかった。一カ所でも間違えば、始まったばかりのウェッブ計画は早々と終了してしまうかもしれなかった。しかし1月8日、主鏡の展開が成功したことによって、展開
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