ゼロコロナ政策や経済対策など世界が注目するなか、中国で5年に一度の共産党大会が始まりました。国家主席である習近平総書記は演説で、台湾を巡って「決して武力行使の放棄を約束しない」と強調しました。 中国共産党員9600万人以上を代表する約2300人の党員に拍手で迎えられた党トップの習近平総書記。過去10年間の報告は自画自賛でした。 中国共産党・習近平総書記:「国際情勢の急激な変化に直面したが、国の発展と安全の主導権を掌握し、世界の注目を集める大きな成果を上げた」 党大会で慣例である2期10年の任期満了を迎える習総書記は、異例の3期目が確実視されています。 北京では不測の事態を防ぐため、厳戒態勢が敷かれていました。 13日には北京市内の高架橋に習総書記を痛烈に批判する横断幕が掲げられていました。 横断幕は当局によってすぐさま撤去されましたが、習総書記への権力集中の批判は、くすぶっています。 特に
今年7月、農林水産省は高級ブドウ「シャインマスカット」が中国に無断で持ち出され、損失が年間100億円にものぼるという試算を発表した。 シャインマスカットは茨城県つくば市にある農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が2006年に品種登録した。試験開始から登録まで33年という長い月日をかけて開発した日本が誇るブランドだ。食品の海外流出に詳しいビジネスジャーナリストの黒坂岳央氏はこう話す。 「シャインマスカットは2017年ごろから中国で広く栽培されているのが確認され、『陽光バラ』『香印翡翠』などの中国名で販売されています。シャインマスカットは国内の高級百貨店では1キロ1万円を超えるものもある高級品ですが、中国では日本の30倍以上の農地で栽培されていることもあり、1キロ400~600円ほどで安売りされ、幅広い層に浸透している。品質は国産より見劣りしますが、安さが後押ししています。中国だけでなく
<ウクライナ東部ドネツク州の上空で撮影されたとされる映像には、同国のドローンとロシアのドローンが対決する様子が捉えられていた> ウクライナ軍とロシア軍のドローンが、空中で対戦している様子を捉えたという動画がインターネット上に公開され、注目を集めている。これはTelegramのチャンネル「XD Dnipr」が公開したもので、「ウクライナとロシアのドローン『Mavic』による初の空中戦が映像で記録された」と記されている。 【動画】ウクライナ上空で対峙するドローン同士による「無人の決闘」 同チャンネルはさらに、「セルヒー・プリトゥラのドローンが勝利した」と説明。セルヒー・プリトゥラは、ウクライナ軍の装備に充てる資金調達を支援している同国の政治家だ。プリトゥラは同じ動画をTwitter上に投稿し、13日午後の時点で50万回以上視聴されている。 「第1次世界大戦的な決闘だ。私たちがドネツク州の空挺部
ウクライナ東・南部4州の「併合条約」調印後、祝賀集会で演説するロシアのプーチン大統領の映像=9月30日、モスクワ(AFP時事) ロシアのプーチン政権がウクライナ侵攻で「併合」を宣言した南部ヘルソン州をめぐる戦闘が、今月に入って激しさを増している。 【図解】ウクライナ南部ヘルソン州 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は14日、欧米の国防当局者の見通しとして「ウクライナ軍が(早ければ今月後半にも)州都ヘルソン市を奪還する可能性がある」と報道。ロシアにとって「大敗北」(米国防総省)になるという見方もある。 「指導部に支援を求めたい」。ヘルソン州を支配する親ロシア派幹部は13日、ウクライナ軍の反撃が続いているとして、希望する住民にロシア本土への避難を呼び掛けるとともに、プーチン政権に協力を要請した。訴えはロシア国営テレビでも放映された。 現地でロシア軍が劣勢であると暗に認めた格好。FTがウクライ
先週のクリミア大橋爆破の報復としては10日から始まったロシアによるミサイル攻撃。ウクライナ全土の電力施設の3割が標的に。懸念されるのが、厳しい冬の乗り切り方です。 今後の戦況についてポイントとなるのは、西側諸国に向けたロシアからの”エネルギー攻撃”と米アナリスト。核兵器使用の可能性は低く、エネルギー価格の暴騰で西側各地に混乱を巻き起こす「天然ガス」の輸出抑制が切り札になると分析します ついに、プーチン大統領に対し、ロシアメディアの記者から厳しい質問が飛び始めました。 (ロシアメディア記者) 『Qプーチン大統領、後悔していませんか?』 (ロシア プーチン大統領 10月14日) 『いや、はっきりさせておきたい。(ウクライナで)今、起こっていることは控えめにいっても不愉快だ。しかし、遅かれ早かれ同じことが起きていたし、最悪の状況になっていただろう』 プーチン大統領は、9月に発表した部分的な動員令
ロシアのプーチン大統領は、報復だとするウクライナ各地への大規模なミサイル攻撃について、当面は行わないという考えを示す一方で、ウクライナへの軍事支援を続けるNATO=北大西洋条約機構に対して「分別のない行動に踏み切らないことを願っている」と主張し、強くけん制しました。 ロシアのプーチン大統領は14日、訪問先のカザフスタンで、旧ソビエト諸国でつくるCIS=独立国家共同体の首脳会議などに出席したあと、ロシアメディアなどに対して記者会見を行いました。 この中でプーチン大統領は、一方的に併合したウクライナ南部のクリミアにつながる橋で起きた爆発への報復だとして、ロシア軍が行った大規模なミサイル攻撃について、「少なくとも現時点ではさらなる大規模な攻撃は必要ない」と述べ、当面は行わないという考えを示しました。 ウクライナへ軍事支援のNATOを強くけん制 一方、ウクライナへの軍事支援を続けているNATOにつ
ウクライナ南部ミコライウ州の前線で、重機関銃を構えるウクライナ兵(2022年10月5日撮影)。(c)Dimitar DILKOFF / AFP 【10月14日 AFP】ウクライナ軍がロシア軍への反転攻勢を強めているウクライナ南部の前線付近では、破壊されたロシア軍の自走式ロケット砲3基の黒焦げてさびた残骸が放置されていた。 最近ヘルソン(Kherson)州の一部奪還に成功したことに勇気づけられたウクライナ兵たちは、2月24日のロシア軍の侵攻開始直後に陥落した州都ヘルソンに冬までに到達したいと考えている。 旧ソビエト連邦製のBM27自走式多連装ロケットランチャー「ウラガン(Uragan)」がウクライナの攻撃で破壊されてから1週間近くがたっていたが、現場にはまだ煙の臭いが漂い、8輪で支えられた巨大なロケット砲の中には数発のロケット弾が残っていた。 あるウクライナ兵はAFPに、「再装填(そうてん)
Published 2022/10/15 21:03 (JST) Updated 2022/10/15 21:53 (JST) 政府が、海上自衛隊の新型護衛艦に搭載されているステルス性能がある通信アンテナを「防衛装備品・技術移転協定」に基づきインドに初輸出する方向で調整していることが分かった。監視や掃海など攻撃を伴わない用途に対象を限った「防衛装備移転三原則」に合致するとの判断。武器調達のロシア依存を脱するように促す意図がある。 複数の政府関係者が15日、明らかにした。実現すれば、2015年にインドと署名した協定で初。安全保障協力を強化することで、インドとの国境紛争を抱える中国をけん制する狙いもある。 調整しているのは、一角獣のような形状で「ユニコーン」と呼ばれる通信アンテナ。
「お父さん、私はうつ病だと思うから精神科に連れて行ってほしい」ある夜、真っ暗になった部屋の中で中学生の娘にこう切り出されました。うつ病。精神科。なぜ?僕は医師ですが、娘の突然の告白に胸が詰まりました。娘の申し訳なさそうな作り笑いが、ドアの向こうからの光に浮かんでいました。【寄稿:西智弘・川崎市立井田病院腫瘍内科 / 緩和ケア内科 医師】 【動画解説】生理前に異常にイライラしてしまうのはなぜ?産婦人科医に聞く 「頭が痛い」「夜眠れない」原因不明の体調不良ことの発端は、2022年の春のことです。 楽しみにしていた中学校への入学。真新しい制服を部屋に吊るし、家族で入学式を待っていたころ。 「頭が痛くて、起きられない」 「夜眠れなくて、朝がつらい」 娘はそのように頻繁に体調不良を訴え、しばしば寝込むようになっていきました。自宅にあった痛み止めなどは飲んでいたのですが効果はありません。 「学校が変わ
日本政府が行ってきた新型コロナウイルス対応の水際対策が2022年10月11日に大幅に緩和され、国外から観光客が続々と空港に到着している。空路が活況を呈する一方で、いまだに閉ざされたままなのが海路だ。 特に日韓の船旅は20年3月から不可能な状態が続いており、フェリーも貨物だけを載せて運航している。国内の事業者は、旅客輸送の再開時期について「未定」だと口をそろえる。日韓当局との協議に時間がかかっているためだ。韓国メディアでは「11月中旬」前後の再開を期待する業界の声が伝えられている。 国内線の運航余儀なくされる「クイーンビートル」 国土交通省九州運輸局のまとめによると、「コロナ前」の19年に九州から入国した外国人は422万2026人。空港や港別に見ると、最も多かったのが福岡空港の214万1956人で、次に多かったのが博多港の55万2550人だった。日韓の旅客船による定期航路やクルーズ船の運航が
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