東京芸術大に進学する人気アイドルグループのメンバーに対し、大学構内にあるギャラリー「藝大アートプラザ」のスタッフが不適切投稿をした問題で、同施設の所長にクリエイティブディレクター・箭内道彦氏が新たに就任した。 箭内氏は「不適切行為が根絶される東京藝大を早急に実現する契機とする役目も負いました」とコメントしている。 「社会に、恐怖と不安を感じさせる重大な行為でした」 問題の経緯はこうだ。東京芸大と小学館が共同運営する藝大アートプラザのスタッフが2023年3月26日、乃木坂46の池田瑛紗(てれさ)さんが今春に東京芸大への入学を伝えるネット記事を引用し、「職権をついに濫用する時が来ました」とツイートした。その後、「誤解を招きそうな表現がありましたので削除しました」と釈明している。 自らの立場を悪用したハラスメントを予告するような内容で、SNSでは抗議が相次いだ。大学は契約解除を発表し、施設側も「