参加店を電子地図に表示し、混雑状況を簡単に共有できる「まちイベントクラウド」。情報更新はエリア内からに限定するなど、いたずら防止にも配慮している行政向けに避難所情報公開システムの開発なども手がける「らしく」の佐藤純也社長。「ネットと位置情報を活用して地域を活性化したい」=品川区 【戸田拓】地域を丸ごと会場にして合同コンパや飲み歩きイベントを催す「街コン」「街バル」を盛り上げようと品川区のIT企業「らしく」が「まちイベントクラウド」サービスを始めた。お客に店の混み具合をスマホで送信してもらい、インターネットの地図に色分け表示してすぐ入れる店を案内するもの。基本サービスは無料で提供、各地の商店街などから照会が来ている。 「らしく」の佐藤純也社長(48)は、人材紹介やネットサービス大手企業を経て2011年末に「地域の魅力向上のためにITを活用したい」と起業。「まちイベントクラウド」は、自ら「