「IncludeOS」はユニカーネル(訳注)という特別な種類のライブラリOSだ。これにより、開発者はクラウドや昔ながらのOSでアプリケーションを作成・実行できる。 訳注:特定のアプリケーションの実行に必要な機能(ライブラリ)のみで構成したOS。 ユニカーネルはUNIXのようなOSとは異なり、オーバーヘッドをほとんど伴うことなく実行されるといわれている。 サービスを中心とするデータセンター主導のコンピューティングを行うクラウドモデルでは、不要な機能にリソースが浪費されることが多い。そう主張するのはIncludeOSのCEOを務めるペル・ブエル氏だ。 OSはコンテナ化されることで幾分進化し、軽量化された。だが実際の設計は変わっていない。汎用(はんよう)化された同じOSカーネルがハイパーバイザーの上位に位置し、同じホストで実行される全てのコンテナがこのカーネルを共有する。 ユニカーネルの仕組み