2024年春卒業する大学生らを対象とした企業説明会。就職できずにフリーターという選択肢を選ばされる若者は、今ではほとんどいない(イメージ、時事通信フォト) 都心で一人暮らしかつフリーターの若者、という存在が減ったのではないかとはどういうことか。 「この店舗の近くとなるとワンルームでも最低7、8万はすると思う。昔はもっと安かった。それだけの家賃を出して今どき牛丼屋でアルバイトはしないだろう。できないことはないが、まずしないと思う。いまの若者はいくらでも仕事があるし、私たち世代のような無茶な夢の追い方はしない。正社員で兼業とか、正社員をしながら趣味の延長線上で夢を追うし、それができる。日本の働き方改革や少子化による厚遇からそれができる環境にもあるのかもしれない。そもそもいまの若い人は簡単に正社員になれる。50社100社全落ち、聞いたこともない会社すら落とされてフリーターのまま10年なんて時代と