米IBMは11月18日、欧州の企業や大学と協力し、記憶力が低下したり認知症を発症した高齢者の日常生活をサポートする新技術を開発すると発表した。 新プロジェクト「HERMES Cognitive Care for Active Aging」で、脳機能を活性化させる家庭用機器やサービスを開発する計画。 HERMESが開発する家庭用機器の試作品はマイクとビデオカメラを搭載した携帯可能な小型デバイスになる。高齢者が判断を下すときの会話や様子を記録し、外出した日時、会話、行動など、記録されたすべての情報を保管、処理、分析し、ユーザーの記憶支援に役立てるという。 同プロジェクトでは、デバイスを通じて主に3種類のサービスを提供する計画だ。 1つは、最近起こった出来事を、ユーザーが思い出すのを支援するサービス。例えばユーザーがデバイスに「昨日モントリオールの吹雪について娘と話したとき、あの子はわたしになん