先日、米国VC協会理事を務めるVCのパートナー(日本人)のご講演を聴く機会をいただいた。パートナー(社員)はたったの9名。にもかかわらず約2,000億円というファンドをシード/アーリーステージの世界中のベンチャーに投資しているという。 いろいろ御話しを伺ったが、投資理念が素晴らしく、また日米間でのベンチャーを取り巻く環境の相違など興味深い話しを聞くことができたので以下ご紹介したい。 ■投資理論(素晴らしいと感じた点) ・VCがお金を出すのは、これはと判断したベンチャーに資金的苦労をさせない為である ・そのため、数千万円ではなく数億円の投資が基本スタンス ・シェアは創業者に残さないと創業者のやる気がそがれる ・そのための方法はいろいろあるが、基本的には優先株などの割り当てに応じている 私の会社は今のところ資金調達をかけているわけではないので、日本のVCの実態はわからない。だが、ITバブルが崩