群馬県大泉町のアパートに住むフィリピン国籍の女性(37)の部屋から、3歳の女児が死亡した状態で発見されていたことが20日、県警などへの取材でわかった。県警によると、女児は餓死した可能性が高いという。 女児は女性の娘で、女性と中学2年生の姉(14)の3人で暮らしていた。しかし、女性は今月上旬に同国へ一時帰国。以降は姉妹2人で生活していたとみられる。県警は、保護責任者遺棄の疑いもあるとみて、女性の来日を待って詳しい事情を聴く。 県警によると、18日午後7時ごろ、姉が洗面所近くで油まみれで倒れている女児を発見。目立った外傷はなく、19日に司法解剖を行ったところ、胃の内容物がほとんどなかった。 同町教育委員会によると、姉は12〜14日、体調不良のため欠席。登校した15日、担任に「妹は知人宅に預かってもらっている」と話していたという。