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本とSFに関するpseudomemeのブックマーク (9)

  • 第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作にして、刺さる人にはこれ以上なく深く刺さる物語──『ここはすべての夜明けまえ』 - 基本読書

    ここはすべての夜明けまえ 作者:間宮 改衣早川書房Amazonこの『ここはすべての夜明けまえ』は、第11回ハヤカワSFコンテストの特別賞を受賞したSF中篇(もしくは短めの長篇といえるかぐらい)だ。特別賞は長さが短めだったり一点突破の魅力があったりで受賞する作品が多いが(たとえば過去事例で代表的なのといえば草野原々の「最後にして最初のアイドル」など)、作も「刺さる人にはこれ以上なく深く刺さる」、2100年代を舞台にした、問題まみれの家族の物語だ。 とある理由からひらがなだらけの文章で物語が始まるので面らうのだが、設定開示の順番は心地よく、すぐに作中世界へと入り込んでいくことができる。単行になる前からゲラが配られたりSFマガジンに全文掲載されたりしていたのでエモいエモいと評判だけは聞いていたのだけど、実際に読んでみたらたしかにこれはエモーショナルな物語だ。しかし、ただ感動させよう、感動さ

    第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作にして、刺さる人にはこれ以上なく深く刺さる物語──『ここはすべての夜明けまえ』 - 基本読書
  • 【序文公開】編者・大森望氏が『2010年代SF傑作選1』の読みどころを語る!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    今月発売された国内短篇SFアンソロジー『2010年代SF傑作選』1・2。もうお手にとっていただけましたでしょうか? 気になるけど、SFはあまり読んでいない……という方に耳より情報! 書の読みどころを編者の大森望氏が解説している序文を公開いたします。 二〇二〇年というと、なんだか近未来もたけなわというか、空気がめっきり未来めいて、となりは何をする人ぞ的な気分になりますが(一九六一年生まれの個人の感想です)、それはそれとして、この十年、日ではいったいどんなSF短篇が書かれてきたか。二〇二〇年代を迎えたこの機に、文庫二冊でざっくり振り返り、一〇年代日SFの精髄をお目にかけようというのが、書を含む『2010年代SF傑作選』全二巻の趣旨。SFの場合、令和が始まったからといって平成SFを総括しようという気分にはなかなかなりませんが、西暦で二〇一〇年代が終わったとなると、なんだか急にまとめたく

    【序文公開】編者・大森望氏が『2010年代SF傑作選1』の読みどころを語る!|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 現代SF界を代表する作家テッド・チャン、待望の新刊 世界最高水準の短篇集『息吹』12月4日発売決定!!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    現代SF界を代表する作家テッド・チャン、待望の新刊 世界最高水準の短篇集『息吹』12月4日発売決定!! 『三体』と並んで刊行が待たれていた超話題作!! テッド・チャンをご存知ですか? いちばん有名な作品は第一短篇集『あなたの人生の物語』表題作。「あなたの人生の物語」は、2016年に「メッセージ」のタイトルで映画化(監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナーほか)されてアカデミー賞ノミネートなど高い評価を得ました。 「メッセージ」には、新海誠さん、樋口真嗣さん、押井守さんといった日映画界を代表する監督がコメントを寄せていました。新海誠さんは同作について、「テッド・チャンの名作『あなたの人生の物語』の、想像よりもずっと誠実な映画化。良かった。好きです。」と賛辞を贈っています。 『あなたの人生の物語』は2003年に刊行され、翌年「ベストSF2004」第一位獲得。表

    現代SF界を代表する作家テッド・チャン、待望の新刊 世界最高水準の短篇集『息吹』12月4日発売決定!!|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • SFの中心で愛を叫んだ覆面作家 伴名練さんの新刊好調:朝日新聞デジタル

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    SFの中心で愛を叫んだ覆面作家 伴名練さんの新刊好調:朝日新聞デジタル
  • この世界の中で、この世界を超えて――伴名練とSF的想像力の帰趨 - “文学少女”と名前のない著者

    ※この記事はネタバレを含みます。 幼い子供が小学校の図書室で出会ったの群れ。宇宙を旅し、時間さえも飛び越える人々の不思議な物語。それらを貪り読みながら、子供は登場人物たちとともに日常では決して味わうことのできない数々の冒険を経験する。けれども、夢のような冒険の時間には必ず終わりが来る。読書の余韻を感じながらを閉じ、周囲を見渡せば、見えるのは夕闇に呑まれつつある図書室の風景。もう家に帰らなきゃ。晩ご飯をべて宿題をやらなきゃ。の中の冒険と比べて、現実の生活はなんて退屈で味気ないことだろう。の中でなら自分はどんな人間にでもなれて、どんな世界にでも行けるのに。でも、自分の真の居場所は他ならぬこの現実の中にしかない。その事実を受け入れられずに、子供はかつて読んだを真似て自分で物語を書き始める。書くことを通して、退屈で味気ない自分の人生を夢のような冒険へと作り変えようとする。だが、そんな涙

    この世界の中で、この世界を超えて――伴名練とSF的想像力の帰趨 - “文学少女”と名前のない著者
  • SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集──『なめらかな世界と、その敵』 - 基本読書

    なめらかな世界と、その敵 作者: 伴名練,赤坂アカ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/08/20メディア: 単行この商品を含むブログを見るこの『なめらかな世界と、その敵』を端的に紹介すれば、SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集である。とはいえ著者伴名練の名は、SFファン以外は聞いたことはないだろう。既刊行作は『少女禁区』という約10年前に刊行された中短篇集一冊のみで、その後も企画物のアンソロジーに散発的に短篇を発表しるのみだったから、普通は知る機会は多くはない。 だが、SFファンの間では、書の刊行前から伴名練の名は異常なほどの熱気でもって知られていた。というのも、商業発表作こそ少ないものの、同人誌に毎年のように新作短篇を発表しており、その作品の出来がまた凄まじかったからだ。それまでのSFの先行作を緻密かつ複雑に折り込み、舞

    SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集──『なめらかな世界と、その敵』 - 基本読書
  • みらいみらい、トランスヒューマンたちが織り成すSF童話がありました──『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』 - 基本読書

    トランスヒューマンガンマ線バースト童話集 作者: 三方行成,シライシユウコ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/11/21メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る第6回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作がこの三方行成『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』である。意味不明に強い書名から連想される通りに、シンデレラや竹取物語といった童話が、もし人間が科学技術によってその姿を変質させたトランスヒューマン時代に語り直されたら──さらには、その話の最後に、”ガンマ線バースト”が世界に降り注いで無茶苦茶になったら──という、どうしてそうなったかわからないが、とにかくそうなってしまったというような状況を描く奇作である。 作はもともと投稿小説サイトカクヨムに投稿されており、すでに「変だけどおもしろい小説があるぞ!」と一部で盛り上がっていたので、質としては受賞前から保証

    みらいみらい、トランスヒューマンたちが織り成すSF童話がありました──『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』 - 基本読書
  • 【今週はこれを読め! SF編】J・P・ホーガンを超える壮大なSFミステリにしてO・ヘンリーの情緒 - 牧眞司|WEB本の雑誌

    【今週はこれを読め! SF編】J・P・ホーガンを超える壮大なSFミステリにしてO・ヘンリーの情緒 文=牧眞司 日の宇宙科学研究開発機構の無人宇宙探査機〈ノリス2〉が、小惑星パンドラから持ち帰ったのは、四万年から五万年前と推測されるホモサピエンスの化石人骨だった! 山田正紀の新作『ここから先は何もない』は、ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』ばりのSFミステリだ。ホーガン作品と違うのは、物語がきわめて日常的な地平(冒頭はなんと札幌の地方銀行の支店窓口だ)からはじまること、それでいて謎のスケールが壮大で、真相を探っていくうちに太陽系内における生命の起源にまでいきついてしまうことだ。 ストーリーの組み立ても凝っている。宇宙科学研究開発機構が研究スタッフを組織して、人骨の調査にあたるというストレートな展開にはならない。人骨はNASAに接収されてしまい(〈ノリス2〉に機材提供をした見返りという

    【今週はこれを読め! SF編】J・P・ホーガンを超える壮大なSFミステリにしてO・ヘンリーの情緒 - 牧眞司|WEB本の雑誌
  • 世界の終わりが突然やってきたら、人類はどう対処するのか? ナードな宇宙ファンにお薦めの超大作SF Seveneves

    著者:Neal Stephenson(ほかに、Anathem, Snow Crashなど) ハードカバー: 880ページ 出版社: William Morrow ISBN-10: 0062190377 発売日: 2015/5/19 適正年齢:PG12(性的話題はあるがドライで描写はほとんどない、バイオレンスもあるが過剰な描写ではない) 難易度:中級(技術的な用語は非常に多いが、それらは英語ネイティブにも難しい。英語そのものは日人にわかりやすいシンプルな文章。) ジャンル:SF キーワード:近未来SF、人類存亡の危機、宇宙開発、スペースステーション おすすめするタイプ:宇宙オタク小説The Martianや映画Gravityが好きな人 ある日、何の前触れもなく、月が破壊した。 月に衝突して深部まで達したAgent(外部からの何らかの物質)が、奥深い場所でエネルギーを放出したというのが仮説

    世界の終わりが突然やってきたら、人類はどう対処するのか? ナードな宇宙ファンにお薦めの超大作SF Seveneves
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