陸上の養殖施設で育て、刺身で食べられるサバとして鳥取県とJR西日本が共同開発した、その名も「お嬢サバ」の本格的な出荷が始まりました。 鳥取県栽培漁業センターが、広い販路を持つJR西日本と共同で開発し、虫がつかないよう大切に育てた箱入り娘という意味を込めて「お嬢サバ」と名付けました。大阪や東京などでの試験販売を経て採算を取れる見通しが立ったため、去年から鳥取県岩美町の施設で養殖が進められてきました。 この「お嬢サバ」の本格的な出荷が5日から始まり、養殖施設で記念の式典が開かれました。式では鳥取県の平井知事が「みんなで盛り上げていきましょう」とあいさつしたあと、「お嬢サバ」を載せたトラックが神戸市に向け早速出発しました。 「お嬢サバ」は養殖にコストがかかる分、1匹1000円ほどの価格で飲食店を中心に卸されるということで、語呂合わせで「サバの日」の3月8日に店での提供が一斉に解禁されます。