昼食時にオフィスやコワーキングスペースで、同じ室内にいる人が弁当やテイクアウトのランチを開けて食べ始めた瞬間の、ウッとくる臭いがだんだん耐え難くなってきた。 テイクアウトのカレーを開けると、まるで爆弾が爆発したみたいに、臭いが室内いっぱいに拡がって籠もってしまい、周囲に微妙な空気が流れる事態は経験したことがある人が多いと思う。 最近は東南アジア系のテイクアウトランチが増えてきた結果、事態はもっとカオスになっている。ナムプラーが入ったサラダやパッタイなどを開封した瞬間に、室内に便所のような臭いが拡がる。 だがもつとも耐え難いのは、冷めた肉の臭いだ。鳥の唐揚げ弁当を開けた人がいると、ニンニクの臭いに混じって、どこか酢えたような肉の臭いが拡がり、吐き気がしてくる。 他人の食べるものって、話題にするにはどこか微妙なためらいがあり、しかも、あれは持ち込まないでほしい、これはよい、などとはっきり線引き