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ブックマーク / eetimes.jp (8)

  • 機器設計の鍵握る水晶デバイス:水晶を発振器に使う5つの理由 | EE Times Japan

    今からさかのぼること130年前の1880年、フランスのキュリー兄弟は水晶板を使って圧電効果(「圧電現象」または「ピエゾ効果」とも呼びます)を確認しました。ある特定の結晶に外部から力を加えると、その外力に応じて表面に電荷が発生するという現象です。圧電効果とは逆に、外部から結晶に電気を加えると結晶がひずむ「逆圧電効果」と呼ぶ現象もあります。 水晶デバイスは圧電効果と逆圧電効果によって、安定した周波数を生み出します。水晶デバイスには、水晶素子の切断角度で決まる固有の振動モードがあります。外部から電気信号を加えて発生させた機械的な固有振動を、水晶素子表面の電極から電気信号として再度取り出すことで、安定した周波数の基準信号が得られるのです。 用途に応じて適した発振器を選ぶ 基準信号を得るには、水晶デバイスを使う以外にも、複数の方法があります。例えば、インダクタンス(L)とキャパシタンス(C)を組み合

  • 「眼球の動きでマリオを操作」、ゲーム用インターフェイスのデモをNIが披露 | EE Times Japan

    R. Colin Johnson:EE Times、翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan ナショナルインスツルメンツ(NI)のエンジニアチーム「Waterloo Labs」は、任天堂のテレビゲームを眼球の動きで操作するデモを披露した(図1)。「EyeMario」と呼ぶ。同チームは、このデモを計測/制御用アプリケーションソフトウエア向けグラフィカル開発環境「LabVIEW」を使って開発し、そのソースコードも公開した。 図1 眼球の動きだけでゲームのキャラクターを操作 NIのプロダクトマーケティングエンジニアDoug Farrell氏。自身の目の周囲に電極を取り付け、眼球の動きでテレビゲームのマリオを操作するデモを披露した。 EyeMarioは、NIのソフトウエアと、アナログ・デバイセズの絶縁型データコンバータLSIを組み合わせて実現した。NIのウェブサイトから無償でソースコー

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    pub99 2010/11/11
  • 原子の挙動を超高速に視覚化、究極のメモリー実現へ道開く | EE Times Japan

    たった1つの原子に1ビットの情報を記録する・・・。そんな究極のメモリーの実現へ、道を開く成果だろう。IBMの研究開発拠点であるアルマデン研究所(Almaden Research Center)は、従来の約百万倍という驚異的な速度で原子の挙動を記録、視覚化する技術を開発した(図1)。 走査型トンネル顕微鏡(STM:Scanning Tunneling Microscope)を高速カメラのように使って、原子の挙動をナノ秒の時間分解能で測定する技術だ。単一原子が情報を保持できる時間(原子の電子スピンの緩和時間)を測定することが可能になった。 原子スケールのメモリーに加えて、量子コンピュータの実現にも貢献する基礎技術である。このほかにも、太陽電池で発生しているナノスケールの現象をより深く理解することも可能になる。同研究所の物理学者であるAndreas Heinrich氏は、「われわれが開発したST

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    pub99 2010/11/01
    “走査型トンネル顕微鏡”
  • 盛り上がりを見せる生体認証市場、2015年には15億ドル規模に成長 | EE Times Japan

    米国の市場調査会社であるFrost&Sullivan社によると、2010年以降は生体認証関連の市場が大きく成長するという。同社は、2008年に約2億1610万ユーロ(約3億米ドル)であったEMEA(Europe,Middle East and Africa: ヨーロッパ、中東およびアフリカ)地域の生体認証関連市場の売上高は、2015年までに約10億5800万ユーロ(約15億米ドル)にまで増大すると予測している。 これは、年複利成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)で考えると、25.5%もの成長率だ。各国政府が主導するeパスポート(IC入りパスポート)や国民ID番号制度の導入などの計画は、不景気に落ち込んだ世界経済の回復に貢献できると見られる。 現在のところ生体認証技術としては、顔認証技術や、虹彩認証技術、掌形認証技術、音声認証技術、署名認証技術などが挙げ

  • IMECが神経細胞と結合するチップを開発、細胞の電気的活動の記録が可能に | EE Times Japan

    ベルギーの研究機関であるIMEC(Interuniversity Microelectronics Center)の研究センターが、細胞よりも微細な突起を表面に多数備え、心臓細胞や神経細胞と電気的に結合できるチップを開発した。チップは医学研究に向けたもので、IMECによれば、すぐにも量産を始められるという。 このチップが備えるすべての微細な突起には電極が付いており、心臓細胞や神経細胞の電気的活動をリアルタイムで記録できる。細胞に電気的刺激を与えることも可能だ。この突起は酸化物で覆った金属でできており、先端には導電性のあるAu(金)やTiN(窒化チタン)を使っている。 細胞がこのチップと接触すると、細胞膜はチップ上の突起を包み込む。これは、通常の生物学的反応と変わらない現象だ。チップが細胞に密着することで、SN比が上がり、1つ1つの細胞の電気信号を記録したり、電気的刺激を与えることが可能にな

  • 自律的に走行する車の実現にめど、研究プロジェクトが実証 | EE Times Japan

    Christoph Hammerschmidt:EE Times、翻訳 田中留美、編集 EE Times Japan 自律的に走行する車の実現のめどが立った。米国防高等研究計画局(DARPA:Defense Advanced Research Projects Agency)が開催した自律走行車コンテスト「グランド・チャレンジ」や「アーバン・チャレンジ」などのプロジェクトの結果が証明している。さらに欧州の研究プロジェクトは、その先を目指し、道路上で自動車が「車列」を作って、それぞれの車両が自律的に先頭車両を追従するように取り組んでいる。 自動車技術を研究している英Ricardo社は、「SARTE(Safe Road Trains for Environment)」と題する研究プロジェクトを進めている。交通量の多い道路で自動車の流れを改善し、移動時間の短縮や渋滞の防止、交通事故の削減などを実

  • 1/1000秒単位で画像処理、位置検出精度高めて野球ロボット実現 | EE Times Japan

    産業用ロボットは極めて正確な動作を高速に繰り返すことができる。ただし、あらかじめ決められた動作以外はできない。一方、高性能なコンピュータと接続された知能ロボットは、周囲の環境を認識でき、柔軟な行動が可能だ。ただし一般に、動作は緩慢である。柔軟な動きを実現しながら、高速に動作するロボットができないだろうか。 そのようなロボットの先駆けが、東京大学が開発した「ロボットが投げたボールをロボットが打つ」システムである(図1)。投手(スローイング・ロボット)が投げたボールを、打者(バッティング・ロボット)が打ち返すというものだ*1)。バッティング・ロボットに向かってくる球のコースは大まかにしか決まっていないため、人間の打者のように球筋を見て打ち返す必要がある。 図1 東京大学が開発した野球ロボット 手前が投手、奥が打者に相当する。打者の左右には2台のカメラがあり、1/1000秒ごとに球の位置を認識

  • 【CEATEC2009】超小型の無接点充電向け制御IC、村田製作所が開発 | EE Times Japan

    図1 太陽誘電が開発したリチウムイオン・キャパシタと色素増感太陽電池を内蔵する充電器 薄く軽いことが特徴である。上部に見えるリチウムイオン・キャパシタは展示用に露出させたもの。1mmの厚さに太陽電池とキャパシタを内蔵した試作品も見せた。 図2 製品化間近の無接点充電用クレードル 米Apple社のスマートホン「iPhone 3G」に取り付けて無接点充電を実現する外付けクレードルと充電台。 村田製作所は、超小型の無接点充電向け受電側制御モジュールを開発し、エレクトロニクスの総合展示会「シーテック ジャパン 2009(CEATEC)」(2009年10月6日~10月10日に幕張メッセで開催)で展示した。電磁誘導方式に対応したもので、受電側(2次側)の出力電力は2.5W。実装面積を、セイコーエプソンがすでに量産している受電側制御モジュール「AT25」のおよそ1/4に小型化した。ID認証の仕組みと

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