HARD TACK(堅パン) レシピ紹介文によれば、南北戦争関連のレシピの中で一番リクエストが多いのがこの「ハードタック」だそうだ。しかし需要に反して「ハードタック」には時期的に決定的といえるレシピが存在しないらしい。その理由は「ハードタック」が家庭や野外で調理製造されるものとは考えられていなかったこと、そして必要分は後方において製パン企業が一括して生産を請け負っていたことがあげられている。 この手の携行性、保存性を重視したデンプン保存食として「ビスケット」「クッキー」「クラッカー」「乾パン」等がある。「ビスケット」はラテン語の「ビスコクトゥム・パネム(二度焼いたパン)」、「クッキー」はオランダ語の「クォキェ(小さな菓子)」を語源にしているそうだ。 日本の定義ではビスケット=小麦粉、糖類、油脂を主原料にして焼いたもの、クッキー=手作り風の外観で糖分、脂肪分の合計が全体の40%以上含まれた物