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ブックマーク / tori-kuzukago.hatenadiary.org (3)

  • 『DEARDROPS』那倉怜司 : 大人みたいな子供、子供みたいな大人 - 0殻

    音楽を、「神との戦い」の道具には堕さないこと。つまりは、そう位置付けてもいいのだろう。 DEARDROPS 出版社/メーカー: OVERDRIVE発売日: 2010/06/18メディア: DVD-ROM購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (6件) を見る 作はおそらく、”そこまででもない”作品の一つだ。あるいは『けいおん!』ブームで市場に音楽モノを受け入れる土壌が形成され*1、瀬戸口廉也という図抜けた才能が音楽に纏わるいくつかの傑作を書いた。そんないくつかの符号が組み合わさり、ロック中年な業界人に一作の「音楽モノエロゲー」を企画する機会が訪れた、その産物、というような。最も冷たく、忌憚の無い物言いをすれば、きっと作は”それ以上の何か”ではない凡百に過ぎないのかもしれない。 それでも、プレイして当に良かった、と心から思える。だから、そのことについて書く。 「どんな人の

    『DEARDROPS』那倉怜司 : 大人みたいな子供、子供みたいな大人 - 0殻
    pub99
    pub99 2011/03/22
    “何故、「音楽」なのか?"
  • 『刃鳴散らす』 ニトロプラス(奈良原一鉄) : 鬼刃 - 0殻

    BLADE ARTS 刃鳴散らす Original Soundtrack アーティスト: ゲームミュージック出版社/メーカー: ニトロプラス発売日: 2005/11/25メディア: CD-ROM クリック: 176回この商品を含むブログ (3件) を見る ニトロプラスで刀で復讐譚といえば、それは『鬼哭街』だ、とするのが一般的だろう。 けれど作、奈良原一鉄シナリオ監督の『刃鳴散らす』をプレイした内の幾人かは、その冠をこちらに委譲するものと思う。ぼくもそんな一人だ。 舞台は現代にして、けれどこの世界とは似て非なる歴史を辿った日。 そこには原爆投下失敗を起点として生まれた首都ではない一都市、東京があり、イシマ思想(偶像として成立した三島由紀夫のようなもの。驚異の右翼ロリ属性だ)からなる銃火器に寄らない暴力――刀術や棒術――が渦巻いていた。 と、舞台説明はあまり意味がないだろう。 ここで語られ

    『刃鳴散らす』 ニトロプラス(奈良原一鉄) : 鬼刃 - 0殻
  • 『Dies irae -Acta est Fabula-』正田祟 : 起源と超克 - 0殻

    Dies irae ~Acta est Fabula~ 完全版初回版 出版社/メーカー: light発売日: 2009/12/25メディア: DVD-ROM購入: 1人 クリック: 90回この商品を含むブログ (13件) を見る 物語を二つの流れ(香純&マリィ / 螢&玲愛)に割ったのは、おそらく「主人公が取りこぼすか否か」だろう。 『ディエス』は燃えゲーに比され、物語は玲愛ルートラストバトルの問題*1を含めてなお、異能バトルのエンターテインメントで魅せている。それが文章の力であれ、段階を経てインフレ寸前に膨張する構造的な盛り上がりであれだ。 それは確かに間違いではない。しかし、その盛り上がりに忘我することなく筋を追っていれば、大半のプレイヤーは一抹の違和感を覚えずにはいられないことも、また確かだろう。なぜなら『ディエス』は「幻想/異能の否定」をもまた、その中核とした物語だからだ。 それ単

    『Dies irae -Acta est Fabula-』正田祟 : 起源と超克 - 0殻
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