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ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (16)

  • 上小阿仁村・記録のためだけに書いときます - 新小児科医のつぶやき

    もはや風物詩ですが年表をまとめておきます。 Date 事柄 補足 2007年4月 現村長が24年ぶりの選挙の末に当選 三つ巴の選挙戦 2007年5月 3代前の医師が退職 この時点で無医村 2007年11月 2代前の医師が就職 6ヶ月の無医村状態が解消 2008年3月 2代前の医師が辞意を表明 2代前の医師が辞意表明まで4ヶ月 2008年12月 2代前の医師が退職 2代前の医師は13ヶ月で退職 2008年9月 先代の医師が応募 * 2009年1月 先代の医師が就職 ギリギリ無医村回避 2010年2月 先代の医師が辞意を表明 先代の医師が辞意表明まで13ヶ月 2011年5月 前村長の再選ならず 先代の医師が退職 先代医師は2年4ヶ月で退職 2011年6月 現在の医師が就職 ギリギリ無医村回避 2012年7月 現在の医師が辞意表明 現在の医師は13ヶ月で辞意表明 村内政治的に言うと先々代村長は6

    上小阿仁村・記録のためだけに書いときます - 新小児科医のつぶやき
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    pub99 2012/07/17
  • 出席停止期間の改訂 - 新小児科医のつぶやき

    学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令の施行について(通知)として出ているのですが、第1種については置いておきます。第1種なんて発生しただけで大騒ぎになりますから、とりあえず日常診療にはあまり関係しません。 ■第2種 改訂前と改訂後に比較表を作ってみます。 疾患 改訂前 改訂後 結核 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで インフルエンザ 解熱した後二日を経過するまで 発症した後5日を経過し,かつ,解熱した後2日(幼児にあっては,3日)を経過するまで 百日咳 特有の咳が消失するまで 特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで 麻疹 解熱した後三日を経過するまで 解熱後3日を経過するまで 流行性耳下腺炎 耳下腺の腫脹が消失するまで 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の

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  • 耐性マイコプラズマ菌 - 新小児科医のつぶやき

    今日は純粋に臨床のお話です。今年のマイコプラズマ感染症の流行は記録的だとも言われていますが、体感的にもそうです。そいでもって小児のマイコプラズマ感染症への治療の王道であるマクロライド系抗生剤の効果が実感的にも非常に悪い気がします。うちでも、もう何人も入院となっています。混合感染でもあったのかと報告書を読んでも、やはり純然たるマイコプラズマ肺炎です。 この耐性マイコプラズマ菌の現状がどうなっているかですが、小児呼吸器感染症診療ガイドライン2011から引用します。 2000年に札幌でマクロライド耐性肺炎マイコプラズマ(macrolide-resistant Mycoplasma pnumoniae)が初めて検出された。その後、Morozumiらによると、全国の臨床材料において2003年から検出され始め(5.0%)、2004年(12.5%)、2005年(13.8%)、2006年(30.6%)、2

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  • 医学部への裁量労働制導入の現実 - 新小児科医のつぶやき

    ネタをつかんだ時にはシンプルに話をまとめられると思ったのですが、調べてみると経緯が長くて深く、従ってエントリーも長大なものにならざるを得なくなりました。さらに鬼門とも言える労働法規の解釈になり、余程やめようかと思ったのですが、ここまで調べたのであえて上げます。 ■宮崎大救急部募集要項 これがモトネタなんですが、ネットでは公表されておらず、とある情報提供で入手したものです。 募集職種 救急部 助教 応募人数 若干名 応募資格 医師免許を有すること 5年以上程度の臨床経験(救急以外でも可)を有すること業務範囲 救急部及び救命救急センターにおける診療、ドクターヘリでの診療活動 ここでのポイントは「助教」の資格で募集している点です。それでもって、メインテーマは、 医学部では、教員の勤務時間は原則として裁量労働制を適用することとなっています。 はぁ?、てな感じだったのですが、京大でも裁量労働制は採

    医学部への裁量労働制導入の現実 - 新小児科医のつぶやき
  • 子どもの使い - 新小児科医のつぶやき

    今日はごくごく日常での診察風景のお話です。 これはどの診療科でも共通していますが、外来診療では問診は重要です。問診だけで診断や治療方針のかなりの方向性が決まっていきます。それを補強したり、確認したりが実際の診察であったり、検査になるとしても良いかと思っています。もちろん例外はテンコモリですが、うちのような小児科開業医ではだいたいそんな感じです。 小児診療の特徴の一つとして、患者人から症状の経過を聞き取りにくいと言うのがあります。自覚症状も同様です。成人相手であってもそういう事は多々あるでしょうが、小児科では「ほぼ」としても良いかと思っています。うちは小児科ですが、両親とかも受診される事もそれなりにあり、その時には「なんてやりやすいんだろう」と感心しています。 とにもかくにも、患者である子どもの症状は、連れてきた成人から問診として聞き出さなければならないのですが、これがまた色々で楽しいとこ

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  • 日本学術会議のホメオパシー否定 - 新小児科医のつぶやき

    学術会議会長 金澤一郎氏による平成22年8月24日付「ホメオパシー」についての会長談話です。長くもないのでリンク先を確認してもらえれば嬉しいのですが、終わりの部分を引用します。 今のうちに医療・歯科医療・獣医療現場からこれを排除する努力が行われなければ「自然に近い安全で有効な治療」という誤解が広がり、欧米と同様の深刻な事態に陥ることが懸念されます。そしてすべての関係者はホメオパシーのような非科学を排除して正しい科学を広める役割を果たさなくてはなりません。 最後にもう一度申しますが、ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを「効果がある」と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います。 この日学術会議と言うのが結構凄い団体で、wikipediaで十分ですから引用しておきますと、 科学者の内外に対する代表機関であ

    日本学術会議のホメオパシー否定 - 新小児科医のつぶやき
  • 夕張の総括 - 新小児科医のつぶやき

    どうも首相も就任以来の活動を総括されて辞任されましたが、医療ブログ的には夕張の総括の方が気になりますから取り上げます。事件の概要については中間管理職様のまた夕張 「救急受け入れ、また拒否 夕張市立診療所 心肺停止の男性」とか、うろうろドクター様の夕張に村上智彦先生はもったいない。とか、ssd様の夕張雑言あたりを御参照下さい。 いわゆる新聞沙汰(これも死語になるだろうなぁ・・・)になりましたから、行政の対応に注目してみます。つうてもソースはマスコミのみなのですが、 6/1付共同通信(47NEWS版) 6/1付産経MSN 6/2付北海道新聞 6/2付タブロイド紙(Yahoo !版) 並べてみると錚々たるソースですが、夕張市長藤倉肇氏のお言葉を並べてみます。市長発言は記事の「」付き引用の部分ですから、建前上は切り貼りがあっても市長が実際に発言した部分とされるところです。 共同通信 夕張市が立ち上

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  • とっても福島 - 新小児科医のつぶやき

    ssd様のところで拾った話題ですが、3/17付読売新聞より、 県では07、08年に相次いだ救急患者の「たらい回し」後に死亡した事案を受け、09年1月までに県内七つの地域救急医療対策協議会ごとに、受け入れを断った搬送元の病院が責任を持って次の搬送先病院を確保するなどのルール作りを実施しており、県医療看護課は「効率的な救急搬送体制づくりの取り組みが、少しずつ成果が現れ始めたのではないか」と分析している。 あくまでもこの記事が正確であるとの前提ですが、 受け入れを断った搬送元の病院が責任を持って次の搬送先病院を確保するなどのルール 「・・・・・」どういうルールか頭の中が一瞬ホワイトアウトしました。とりあえず解釈が難解です。まず「搬送元」と言う表現ですが、医療機関の間の搬送なら搬送元医療機関と搬送先医療機関が存在します。存在した上で搬送元医療機関が搬送先医療機関を責任をもって探し、なおかつ搬送先医

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  • 上小阿仁村 - 新小児科医のつぶやき

    この村のHPによりますと人口世帯数は、 平成22年2月末現在 人口 2,902人 男性 1,382人 女性 1,520人 世帯数 1,245世帯 ちなみにwikipediaのデータを合わせますと人口の推移は、 1980年時点の人口が4352人ですから、30年で1450人、約3割の人口減少である事が確認できます。ここまで書けばお分かりのように高齢化率(65歳以上人口)も進んでおり、2009年時点で44.3%に達しているようです。人口減、高齢化率の進行は地域の事情ですから仕方がないにしろ、平成の市町村合併の時に何故に取り残されたかは興味が湧くところです。 上小阿仁村も合併を考えていなかった訳ではなく、妙に有名になった北秋田市との合併協議には参加していたようです。この時に参加した町村は北秋田市になった鷹巣町、合川町、森吉町、阿仁町とこの村です。何故に最終的に離脱したかの理由は現村長の市町村合併の

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  • 予防接種の前線の悩み - 新小児科医のつぶやき

    Hibワクチンに続いて肺炎球菌ワクチンも認可された事は朗報です。朗報は朗報なんですが、理想的に接種しようと考えると結構厄介です。これは誕生月により変わるところもありますが、1歳までに出来れば受けたい予防接種です。 BCG 1回 DPT 3回 ポリオ 2回 Hib 3回 肺炎球菌 3回1.〜3.が従来からある公費接種になります。まずこのうちBCGは生後6ヶ月までが公費接種の期限(例外対応はあり)となります。どうでも6ヶ月までに接種しなければならず、ちなみに神戸ではこれを4ヶ月検診時(神戸では公費で集団でやっています)に接種します。4ヶ月検診時に何らかの理由で接種できなければ、5ヶ月と6ヶ月の残り2回の機会に賭けることになります。 そのため当院では、何はともあれBCGを先に接種する様に勧めてきました。ここは小児科医なら常識的な知識ですが、そうでない方には難解なので少し説明を加えておきます。まず

  • 奈良大淀病院事件判決をちょこっとだけ検証 - 新小児科医のつぶやき

    判決文の原文が入手できたら格的にやりたいとは思っていますが、現時点で入手できる傍聴記の中から因果関係の部分だけ考えてみます。この部分の傍聴情報についてはコメントとして頂いたfalcon171様、ブログに上げられた三上藤花様、たまりょ様のものが現在参照可能です。読み比べてですが、僻地の産科医様がまとめた しかし、M医師らがもっとも適切な処置を取れたと仮定して、因果関係を検討する。 0:14頃に、脳内出血の診断は無理なので、経過観察としたことは相応。 心因性意識消失は30分以内なので、0:14頃から30分経過した時点で再び診察し、意識が戻っていないことから、脳に何らかの異常が生じていると判断し、速やかに搬送先を探し始めるというのが、大淀病院が取りえた最善の措置である。 0:14から30分余後の0:50頃に搬送先を探し始めたと仮定すると、ここから先は、全く仮定の話であるが、M医師は奈良県立医大

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  • 医師の服装 - 新小児科医のつぶやき

    かる〜い話題なんですが1/6付Asahi.comより、 「脱・白衣」広がる 子の緊張和らげ、清潔な服で診察 医者のトレードマークとも言える白衣を診察室で着ない医師が、小児科や心療内科を中心に増えている。患者の緊張感を和らげる効果や動きやすさ、衛生面など狙いは様々。中には「患者中心の医療を阻む」として白衣を全廃した病院も。ポロシャツやワイシャツで診察する姿は、患者からも好評だ。 東京都東村山市の西武東村山駅前に、昨年10月に開業したばかりの小児科「どんぐりキッズクリニック」。石井ちぐさ院長(41)はアンパンマンなどアニメのキャラクター入りのシャツで診療にあたる。 約15年間の勤務医時代は白衣を愛用していた。だが、「白衣姿を見ただけで怖がる子どもさんが多かった。開業を機に、少しでもお子さんの心の負担を軽くしたいと思って白衣を脱いだ」。看護師と事務員もおそろいのキャラクター入りシャツを着用。柄は

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  • マッチングの募集定員 - 新小児科医のつぶやき

    厚労省HPに研修医マッチングの結果についてがあるので少し分析してみます。いろんな見方があると思うのですが、10/30付タブロイド紙からあえてこの部分を引用したいと思います。 厚労省は、来春から人口規模に応じた都道府県別の募集定員を設けるなどした。 ここの「来春」が平成21年度であり、募集定員を人口規模に応じたものに「是正」したとの事です。どれぐらい是正されたかを検証してみます。都道府県別マッチ結果から、募集定員の総数と各都道府県の募集定員はわかります。募集定員の総数と各都道府県の募集数は平成20年度と平成21年度のデータがありますから、これからどのように是正されたかも判明します。 各都道府県の人口比による「適正募集定員」は、 適正募集定員 = 募集定員の総数 × 各都道府県人口/日の人口 これにより算出されます。適正募集定員数に対する各都道府県の募集数の充足率は、 充足率 = 実際の募集

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  • 新型インフルエンザワクチン説明会 - 新小児科医のつぶやき

    やはり関心は高いようで満員で立ち見になる方もたくさんおられました。内容的には収穫が乏しく、主に10/1(だったかな)に行なわれた都道府県担当者会議の要約程度でした。ちなみに説明に立たれたのは神戸市予防衛生課長です。 ロクにメモも取っていないので怪しい部分はありますが、とりあえず接種要領の「案」は10/14に正式承認されたとの事です。気になったのは「どこで」正式承認されたかですが、これが良くわかりませんでした。10/1に新型インフルエンザ対策会議が行なわれ、接種が10/19から開始されるのが正式決定されたのは知っていますが、やはり接種要領も対策会議で承認されたと考えるべきでしょうか。 対策会議で承認されたと仮定すると、10/1に鳩山内閣で1回目の会議が行なわれ、2回目が10/15の可能性も考えます。秋の臨時国会を目前に控えて総理も厚労大臣も超多忙ですから、それぐらいしか時間が取れなかっても不

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  • 海 vs 山の名誉毀損訴訟 - 新小児科医のつぶやき

    法律の素人ですので心許ない部分があるのをご理解の上でお読み下さい。まず名誉毀損訴訟(民事)の枠組みは、前提として原告の社会的評価が低下するというのが必要条件だそうです。では社会的評価の低下があればすべて名誉毀損に該当するかといえばそうでなく、十分条件として成立阻却要件(刑法第230条の2第1項)があります。必要十分条件を満たして初めて名誉毀損が認められる仕組みです。 簡単にまとめると、 必要条件 社会的評価の低下 十分条件(成立阻却要件) 公共性:公共の利害に関する事実に係ること 公益性:その目的が公益を図ることにある 真実性:事実の真否を判断し、真実であることの証明がある「海 vs 山の名誉毀損訴訟」の山側のソースはマスコミ記事しかないので、9/9付共同通信(47NEWS版)を引用します。これは訴訟に関わることなので正確を期すために全文引用とします。 東大教授が海堂尊氏らを提訴 ブログで

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  • ネタじゃないと思います - 新小児科医のつぶやき

    何回か読み直したのですが、とてもネタとは思えません。内容自体はぶっ飛ぶほどのネタ的なものなのですが、語り口の真摯さ、細部の描写の詳しさ、全体を通しての破綻のない論理の一貫性からして実話の可能性が非常に高いと考えます。それでも実話とするのが信じられない内容とすれば良いかと思います。皆様も信憑性について考えて頂きたいところです。これがもしネタであれば半端じゃない創作力が必要と考えます。 見つけたのは天漢日乗様経由ですが、琴子の母氏が書かれている助産院は安全?の産褥熱のエントリーからです。琴子の母氏は前から存じているブロガーで常にと言うわけではありませんが、それなりにROMさせて頂いています。硬派のブロガーであり、医療のこともよく勉強されている方です。元もとはそこに寄せられたコメントなんですが、順次引用して解説してみます。 先日の当ブログ『不潔な器具で新生児破傷風』にちまの母さんがご自身の自宅出

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    pub99 2009/01/30
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