施設入所児の性教育を考える 7月31日 21時50分 親から虐待を受けて児童福祉施設に入所する子どもが増えるなか、施設の中で子どもどうしの性的な問題が増えているとして、防止のために必要な性教育について考えるシンポジウムが東京都内で開かれました。 このシンポジウムは、子どもの性教育の問題に取り組んでいる市民グループが開いたもので、東京・世田谷区の会場には、児童福祉施設や学校関係者などおよそ60人が集まりました。この中では、小学生のときに母親の再婚相手から性的な虐待を受け、児童養護施設に入った20代の女性が、「施設では性についてきちんと教えてもらえず、人間関係がうまくいかなくなって、15歳で就職して施設を出たが、寂しくて出会い系サイトを利用するようになり、多くの男性と関係を持った」と自分の体験を語りました。また、関東地方の児童自立支援施設の職員の男性は、親から性的な虐待を受けた子どもが、施設の