セクハラは、一時ほどあからさまに行われることはなくなったとはいえ、水面下で被害に苦しんでいる人は今もいる。しかし、被害を受け付けてもらえると期待した窓口から、意外にもつれない扱いを受けることがあるらしい。 頼った労基署「自分で会社に訴えて」 労働政策研究・研修機構がまとめた研究報告『個人加盟ユニオンの紛争解決』(執筆は呉学殊・主任研究員)。このレポートで紹介されている3つの労使紛争の事例は、いずれも目を疑うような悪質なセクハラである。 「専務にスカートをめくり上げられ、キスをされ、胸を触られ、・・・(専務は)横でマスターベーションを始めた」 「突然力づくで人通りのない袋小路へ連れ込み、抱きついて体中を触り、スカートの中に手を入れて尻を揉む行為をした」 「胸を触ったり足を触ったりしてくるので、『やめて』といっても、部長は、『いいじゃない、これも仕事だよ』と笑いながら言い、やめなかった」 これ
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