【ロンドン=小杉敏之】来月7日にソチ五輪開幕を控えるロシアで、昨年6月に成立した同性愛宣伝禁止法に対し、大会出場を予定する同性愛者のニュージーランド選手が人権侵害だと反発、いかなる差別も禁じる五輪で、問題を世界に訴える抗議行動の構えを見せている。法律は外国人にも適用されるが「逮捕されてもいい」と主張。“捨て身”のアピールを強行すれば、本番でも大きな波紋を広げそうだ。 英高級紙タイムズによると、強弁抗議しているのは、スピードスケート・ショートトラック男子のブレーク・スカララップ。前回のバンクーバー大会は1000メートルで16位となり、大会後に同性愛者であることを告白した。