■新訳男女 語り合おう■ 出生時に体の発達が典型的な男女とは異なったり、第二次性徴が十分に起こらなかったりする「性分化疾患」。まれな疾患のため、周囲の無理解や疎外感に悩む当事者も多い。「こんな人もいるって知ってほしい」。福岡県篠栗町の小牟田真帆さん(41)は、11月、初めて講演会で自身の体験を語った。 「ずっと、男と女のはざまで生きてきました」。小牟田さんの戸籍上の性別は男性だが、現在は女性として生活している。 幼い頃から女の子みたいと言われ、いじめられた。思春期になっても男性器は発達せず、声変わりやひげといった第二次性徴もはっきり現れなかった。「鏡に映る自分の体が嫌で。温泉にも入りづらかった」。中性的な服を通販で購入して着ていた。心身ともに、男にも女にもなりきれず、恋愛もできなかった。 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)なのではないか-。長年抱えていた思いを家族に打ち明け、昨年
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