東京都渋谷区が、同性のカップルをパートナーと認め、証明書を発行する条例案を3月区議会に提出すると決めたことを受け、新たな動きが出てきた。ゲイであることを公表し、昨年の衆院選で社民党から比例区東京ブロックに出馬、落選した前豊島区議の石川大我氏(40)が16日、豊島区の担当者と面会し、渋谷区と同様の取り組みを検討するように、要望した。 豊島区は、性的少数者(LGBT)の支援に積極的な自治体の1つで知られる。担当者は、具体的な動きについては言及しなかったが、「いろいろな動きがあることは受け止めている。状況を見ながら、引き続き検討したい」と話した。 LGBT支援に取り組む化粧品会社ラッシュジャパンが約3週間で集めた、支援に積極的な自治体を応援する3500人分の電子署名も提出された。 石川氏は「渋谷区の発表後、署名は飛躍的に増えたようだ。以前から、渋谷と同じような証明書を発行してほしいと要望してきた