各地で観測された放射線量 福島県によると、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島市では16日午後2時、通常時の460倍にあたる1時間あたり18.4マイクロシーベルトが観測された。原発周辺の自治体では、風などの条件にもよるが、依然として大気中の放射線量が高い状態が続いている。 朝日新聞の16日夕方までの取材では、栃木県那須町で1.39マイクロシーベルト、前橋市で0.11マイクロシーベルトなどが観測された。岩手県では、盛岡市内で16日午後5時現在、0.037マイクロシーベルトを記録したものの、同県環境保全課は「昨年3月の月平均の0.021マイクロシーベルトよりは高いが、過去3年間でみると最大値は0.084マイクロシーベルトあった。通常の範囲内の数値で、健康には問題ない」としている。 一方、事故で福島第一原発から放出された可能性のある放射性物質の検出も各地で続いている。 中部電