偵察気球、自衛隊の対応は 撃墜可能も過去に例なく―武器使用にハードル、技術的問題も 2023年02月12日07時03分 仙台市上空を浮遊する気球状の物体=2020年6月17日、同市青葉区 米軍の戦闘機が中国の偵察気球を撃墜して11日で1週間。国内上空でも近年、似た飛行物体の確認が相次ぐ。防衛省は「気球でも領空侵犯に当たり、必要な対処をする」と撃墜を含めた対応があり得るとの立場を取るが、武器使用のハードルの高さや技術的な問題から実際には難しいとの見方が多い。 <中国の偵察気球 関連ニュース> 類似の飛行物体は2020年6月と21年9月、宮城県など東北地方で目撃された。浜田靖一防衛相は10日の定例会見で、昨年1月にも九州西方の公海上を飛行する所属不明の気球を、自衛隊の哨戒機が確認していたことを明らかにした。 自衛隊法は領空侵犯した航空機などに対し、強制着陸や退去をさせるため必要な措置が取れると
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