『私はかんもくガール:しゃべりたいのにしゃべれない 場面緘黙症のなんかおかしな日常』(らせんゆむ/合同出版) 場面緘黙(かんもく)症。多くの場合、職場や学校など特定の場所で言葉が発せられなくなる症状だとされるが、周囲からは「人見知り」などとしか理解されず、思いを吐き出せないことに悩んでいる人たちも少なくない。 書籍『私はかんもくガール:しゃべりたいのにしゃべれない 場面緘黙症のなんかおかしな日常』(合同出版)の著者・らせんゆむさんもその一人。現在は5歳と7歳の子を持つ母であり、フリーランスの漫画家やイラストレーターとして活躍しているが、幼少期から思春期にかけては、学校などでコミュニケーションを図れなかったという。 かんもくを経験しながら、どのような人生を歩んできたのか。ご本人へお話を伺った。 なお、場面緘黙症といっても人によりさまざまな症例がある。よって、本稿のエピソードは全ての方々に当て