暗中模索、試行錯誤、紆余曲折で、人生の前半を日本、後半をシリコンバレーで生きてきた自由人のカシューナッツが、内的外的に経験したことどもを、徒然(つれづれ)に書き綴った日記風エッセーのような書き物です。 1992年に「日本の陰謀」で第23回大宅壮一賞を受賞したドウス昌代さんは昭和52年講談社出版文化賞ノンフィクション部門受賞の「東京ローズ」で文壇デビューしました。 私がドウス昌代さんに会ったのは、ご主人のピーター・ドゥース(スタンフォード大学)教授を通してでした。ドゥースは英語では Duus と書きます。発音的にカタカナ書きにすると、私は「ドゥース」が一番近いように感じます。ドウス昌代さんは「ドウス」を使っていますが。 私の離婚した妻がスタンフォード大学で、田中首相が南北アメリカ大陸を訪問したときに手土産としてばら撒いたお金で設立された大学内のプログラムの責任者で、日本に関するレベルの高い教