2015年7月13日のブックマーク (1件)

  • 平成元年の夏、僕は6歳の小学1年生でした。

    平成元年の夏、僕は6歳の小学1年生でした。 毎朝、迎えに来てくれる隣のお姉ちゃんと一緒に、まだ真新しい黒いランドセルを背負って 元気に学校に通い、既にクラスの中で仲良しの子が何人もいました。当時は 「ドラえもん のび太の日誕生」が公開された年です。僕もこの映画に大変感動しました。 その映画の中で、ドラゴンが誕生するというシーンがあります。 これはのび太くんがドラえもんのひみつ道具を使って、既成動物の遺伝子を組み合わせて 作った、ペガサス、グリフォン、ドラゴンといった架空の生き物が卵から孵るというシーンです。 僕はこのシーンに大変感動し、家に帰ってから何日もの間、心の中のモヤモヤがなかなか 消えませんでした。小さな子供だった僕にはそれが不快と感じられず、ただ 呆けていただけだったと思います。 そんなある日、クラスの誰かがその映画の話を始めたのです。 僕は目を輝かせて話に加わりました。ドラえ

    平成元年の夏、僕は6歳の小学1年生でした。
    pure_flat
    pure_flat 2015/07/13
    不安を煽る語り口でよい。普通に嫌系の短編小説みたい。