「ヒルズボロの悲劇」の死因審問の評決を受け、涙を流しながら抱き合う被害者遺族(2016年4月26日撮影)。(c)AFP/GEOFF CADDICK 【4月27日 AFP】27年前、英国のサッカースタジアムでリバプール(Liverpool FC)のサポーター96人が死亡した「ヒルズボロの悲劇」に関する死因審問の評決が26日に発表され、陪審は、被害者が不当に殺害されたと結論づけた。サッカー史上最悪の惨事で、原因の一端が警察にあることが、初めて正式に認められた。 今回の評決により、被害者の遺族が30年近く続けてきた戦いは、ひとまずの決着をみた。英国では各紙がこの結果を1面で報じ、ガーディアン(Guardian)紙は「27年目の正義」と見出しをつけた。 2年に及んだ審問の末、陪審は、警察の判断が被害者の死の「原因、または一因となった」と結論づけ、「重大な過失」に等しいと断じた。 1991年に一度は
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