独北東部沿岸の町フレーシュト沖でのニシン漁(2013年4月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/DPA/JENS BUTTNER 【1月20日 AFP】1950年以降に報告されている世界の漁獲高は、実際の数字を大幅に下回っているとの研究結果が19日、発表された。研究によると、毎年数千万トンが未報告とされ、この結果は、漁業資源が不足に陥りつつある可能性に警鐘を鳴らすものだという。 研究によると、2010年に漁獲された魚介類の総量は約1億900万トンで、国連(UN)の食糧農業機関(FAO)に報告された7700万トンより30%多かったという。 カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)の研究者2人のチームが指摘するところによると、この数字は同年に「全米人の体重を上回る」約3200万トンの漁獲量が未報告のままだったことを意味するという。 英科