ポンペイは最高の出版業界を持っていましたが、西暦79年のヴェスヴィオ火山の噴火により、ヘルクラネウムの町とともに火砕物に埋まってしまいました。1752年には炭化した巻物が町の図書館から発見されています。炭化しているため長らくそこに記された内容は謎でしたが、イタリアの科学者たちによれば、X線技術により炭化した巻物を読むことができる可能性があるようです。 ヴェスヴィオ火山の噴火、そしてそれに続いた付近の町の壊滅。大きな惨劇でしたが、その後何百年もあとには考古学に数々の発見をもたらすものへと変わりました。家具、動物、道具類、フレスコ画…ここで見つかった数々のものは現代の我々に大昔の人々の生活を教えてくれます。ただひとつ、巻物だけは例外でした。ヘルクラネウムの巻物は、噴火により降り落ちた灰の熱により炭化していたのです。 これらの巻物は何世紀も前に発見されながらも、非常に脆くなっているために開くこと
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